【深セン空港】国内初の「非接触型セキュリティチェック」試験運用中

スマート空港建設に取り組んでいる深セン空港は現在、中国国内の空港で初の非接触型セキュリティチェックを試験的に導入中です。

これによりPCなどを手荷物から外に出さなくても良くなり、最短2分でセキュリティチェックを終えることができるのだそう。デバイスをたくさん持っている人にとって面倒な作業が軽減されます。

国内線出発エリアの第1セキュリティチャンネルで試験導入中

当非接触セキュリティチェックは深セン空港(深圳宝安国際空港)国内線出発エリアの第1セキュリティチャンネルで試験導入されています。
搭乗者は、民間航空システムの最先端技術であるミリ波ボディースクリーニング装置手荷物用CTスクリーニング装置により、最短2分でセキュリティチェックを終えることができます。

ミリ波ボディースクリーニング装置

ミリ波ボディースクリーニング装置は、従来の手作業によるボディチェックを完全に置き換えるのだそう。検査官は手持ちの金属探知機を使って乗客に触れることなく、警報が出ている場所の安全性を確認するだけで完了します。

手荷物用CTスクリーニング装置

そして手荷物用CTスクリーニング装置の導入により、手荷物の中身を開いてチェックする割合が減り、乗客は検査中に警備員と接触する機会も減ります。

身分証明書の確認後、第1セキュリティチャンネルに入る際には靴とベルトを外し、ボディチェックの前にはポケットの中のものを取り出す必要がありますが、パソコンや傘を持ち出す必要はありません。アラームが鳴らなければそのまま通過できます。警報が鳴った場合は、待機している検査官が二次検査を行います。

非接触型チェックは物理的な接触を避けることができ、新型コロナの予防と管理の要求を満たすことができるとのこと。

深セン空港は「スマート空港」建設推進中

近年、深セン空港は"智慧机场"(スマート空港)の建設を継続的に推進しており、”智慧安检”(スマートセキュリティチェック)プロジェクトは、民航局の“旅客‘易安检’计划”(旅客の『簡単なセキュリティチェック』プログラム)のパイロットプロジェクトに指定されています。

当装置の試行期間中はエリア内にQRコードを設置し、乗客がQRコードをスキャンすることでコメントや提案を行うことができるようになっているのだそう。 同時にスタッフを現場に配置し、乗客に当装置の案内を行っています。

深セン空港では以前も持込不可荷物のセルフサービス宅配機器を導入するなど、利用者の利便性向上に努めています。今回の非接触型セキュリティチェックはデバイスをたくさん手荷物に持っておられる方々(私もその一人)にとっては特に面倒な作業がなくなるので、かなりの手間とストレス軽減になりますね。他の空港でもぜひ導入してほしいです。


Source:

深圳机场发布:国内首家!深圳机场试行“无接触自助安检”

中国民用机场协会:深圳机场率先试行“无接触自助安检”模式 旅客可全流程自助、无接触式安全检查

EyeShenzhen:Local airport introduces contactless inspection 深圳机场试行“无接触自助安检”

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