image via 深圳巴士集团
深センバスグループは7月14日、自動運転バスの運行認可を取得したと発表。今年中に自動運転バス4路線を正式運行する予定です。第一弾として7月末より前海エリアにて「B998」路線バスが運行を開始します。
運賃はわずか1元、試験運行期間中は無料で乗車できます。
目次
9人乗りのEV自動運転ミニバス
深センバスグループは、深圳インテリジェントネットワーク自動車有人実証申請資格および自動運転バスの運行認可を取得し、自動運転バス4路線を正式に運行開始すると発表しました。
車体は9人乗りの新エネルギー自動運転ミニバスで、国内トップクラスの自動運転システムを搭載。ハイビジョン車載カメラやミリ波レーダー、レーザーレーダーを搭載し、周囲の車両や歩行者、道路状況の変化を360度正確に感知するのだそう。まずは20台の自動運転バスを走らせます。自動運転バス路線は順次拡大する模様です。
車内にはインテリジェント・インタラクティブ・ディスプレイ・スクリーンが搭載されており、車両センサーが感知した周囲の状況や車両の走行予定ルートなどの情報をリアルタイムで表示します。
最初の自動運転バス路線は、B998号線で、運賃はわずか1元。試験運行期間中は無料で乗車できます。
「B998线」バス運行情報
運行エリア
前海合作区总站—前海合作区总站(循環)
停車ポイント
前海合作区总站、弘毅大厦、前海湾地铁站、前海金融峡谷东、前海大厦、前海合作区总站
運行時間
9:00-17:30
料金
1元(試験期間中は無料)
乗車予約方法
「深巴出行」ミニプログラムから、「自动驾驶」を選択してください。
前海区以外の自動運転バス運行エリア
深圳市では他にも2箇所で自動運転バスが運行されています。
坪山区「熊猫公交」(パンダバス)
坪山区では、2020年より「パンダバス」を試験運行開始。深圳市初の自動運転バスに加えて、その可愛い車体から話題となりました。「熊猫智行」というWeChatミニプログラムから乗車予約が可能です。
南山区「文远小巴」(robobus)
2023年より、南山区でも「文远小巴」(robobus)が試験運行を始めました。一般公開はされていませんが、西丽エリアの创客路、留仙大道、石鼓路、茶光路周辺でデモ運行を行なっている模様です。
今回の前海エリアにおける自動運転バスの新たな動きは今後の路線バス運行に大きな変化を与えそうです。深圳市で全てのバスが無人運転になる日もそう遠くないかもしれません。
Source:
深圳卫视深视新闻:预计7月底开行,深圳自动驾驶公交车要来了→
EyeShenzhen:Driverless minibus fleet to debut in Qianhai this month