2024年11月12日、国務院より2025年の中国における祝日ならびに振替出勤日が発表されました。
今回法律の改正により祝日は2日増加しました。中国および香港、日本の2025年祝日と振替出勤日、そして現地の日系企業や日本人が注意した方が良い日付を一つのカレンダーにまとめてご紹介します。
中国には、元旦、春節、清明節、労働節、端午節、中秋節、国慶節といった祝日がありますが、その中には旧暦に基づいているものもあり毎年日付が変わります。加えて連休の代わりに平日扱いとなる「振替出勤日」も毎年異なります。
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目次
「国民の祝日に関する法律」を改正
国務院は、2024年11月に「国民の祝日に関する法律」を改正しました。この法律によると、2025年1月1日より、春節と労働節の期間中に休日がそれぞれ1日追加されることになります。
特別な事情を除き、春節は大晦日から8日間、国慶節は10月1日から7日間、労働節は5日間、元旦、清明節、端午節、中秋節は3日間(水曜日に当たる場合はその日のみ)が休日となります。2025年のように国慶節が中秋節と重なる場合は休日が組み合わさり、8日間の連休となります。
2024年のカレンダーは以下のリンクをご覧ください。
2025年カレンダー(中国本土・香港・日本)
日本と香港の祝日も併記しています。画像クリックで拡大・保存できますのでご活用ください。
カレンダーの「上班」日は振替出勤日です。
2025年 中国の祝祭日
中国語の原文と共にご紹介します。
元旦
放假1天(1月1日)
春节
放假4天(农历除夕、正月初一至初三)
清明节
放假1天(农历清明当日)
劳动节
放假2天(5月1日、2日)
端午节
放假1天(农历端午当日)
中秋节
放假1天(农历中秋当日)
国庆节
放假3天(10月1日至3日)
全市民が休む祝日については、有給年次休暇などの制度を活用し、まとまった休暇を取得できるように調整することが可能です。一部の特別な事情を除き、法定休日の前後6日間を超えて勤務が継続されることは通常ないとのこと。
一部の市民が休む祝日および記念日
カレンダーには記載していませんが、中国には通常の法定休日の他に一部の市民が休む祝日・記念日が存在します。(土曜日または日曜日に当たる場合は、代休は取得できません)
「妇女节」(3月8日):女性は半日休暇を取得
「青年节」(5月4日):14歳以上の若者は半日休暇を取得
「儿童节」(6月1日):14歳未満の児童は1日休暇を取得
「中国人民解放军建军纪念日」(8月1日):現役軍人は半日休暇を取得
「少数民族の慣習による休日」:少数民族が居住する地域の地方人民政府は、それぞれの民族の慣習に従って祝祭日を定める。
日本に関連する敏感な日付
中国と日本の間には戦争の歴史があり、中国には「国恥記念日」という幾つかの敏感な日付が存在します。日系企業や現地在住の日本人の方々は、これらの日の前後1週間には大規模なイベントを控えるなどの対応を取ることが多いですのでお気をつけください。
※以下一例です。他にも地域ごとの特別な日や日中間に限らず注意すべき日も存在します。
5月9日 対華21か条要求
7月7日 盧溝橋事件
8月15日 日本投降日
9月3日 抗日戦争勝利記念日
9月18日 九一八事変(柳条湖事件/満州事変)
9月30日 烈士記念日
12月13日 南京大虐殺犠牲者国家追悼日
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