【第128回 広州交易会】<2020 Canton Fair>オンライン開催中(10/15-24):参加企業は約26,000社!

中国最大規模の見本市である中国輸出入商品交易会(通称「広州交易会/広東フェア」)は、第127回(2020年春開催)に引き続き第128回(2020年秋)もオンラインで開催中です。

期間は10月15日から24日までで、26,000社が参加中。前回よりアップグレードしたオンライン交易会のログイン方法をご紹介します。

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システムは前回よりもアップグレード。参加者も増加

1957年から毎年2回(春・秋)に開催されてきた広州交易会、新型コロナの影響で外国人バイヤーが自由に中国を訪問することができない状況の中、2020年6月には史上初のオンライン開催を行いました。

通常は広州国際会展中心にて開催 Photo via shenzhenparty

広州交易会は売り手とバイヤーが顔を突き合わせて商談できるのがウリのひとつですが、実際に会うことのできない現在はオンラインでどこまでカバーできるのか試行錯誤が続いています。前回(第127回)は初の試みに加え急ごしらえでシステムを作ったのもあり幾つかの課題を残しました。

それでも前回は2万5,000社ほどがこのオンライン交易会に参加し大盛況。テンセントもWeChat、テンセントクラウド、Voov meeting(騰訊会議)、WeChat Work、オンライン翻訳サービスなどを技術提供しました。

「ライブ配信」「バーチャル会場」「仮装展示ホール」「プライベートチャット」など機能強化

Appleの新製品発表会など各種の有名イベントがオンラインに移行している昨今、広州交易会は前回のオンライン開催の経験を踏まえて「ライブ配信」機能を改善、そして「バーチャル会場」を新設しました。そして公式サイトプラットフォームでは、購入者登録・製品検索・オンライン交渉などの点で前回よりも最適化され、アップグレードしているのが伺えます。

Screenshot via Canton Fair

仮想展示ホール、全天候型ライブブロードキャスト、新しいオンラインビジネスカード交換、バイヤーとのプライベートチャット、「国内販売」タグの追加などの機能が用意されているため、大量の注文を受けることを期待している出展者は多いそう。

約26,000社が参加、約60,000のブース、製品数は240万超え

今回は約26,000社の中国国内外の企業が参加し、オンライン展示の製品数は240万を超え(うち約30%が新商品)、200を超える国や地域からのバイヤーが参加を申し込んだとのこと。

広州交易会オンラインページでは、16のカテゴリーの商品に基づいて50の展示エリアが設置され、国内外で合計約60,000のブースが用意されています。

商务部による外国貿易のサポート

10月10日の会見で、商务部のスポークスマンである高峰(Gao Feng)氏は、交易会をオンラインで開催し続けることで、コロナ下でも外国貿易の安定的かつ健全な発展を促進すると述べました。

新型コロナウイルスの影響により国際市場の需要は大幅に縮小しましたが、2020年の初めから国務院によって「外国貿易安定化政策」が継続的に実施されており、今年の8か月で中国の外国貿易の輸出入は徐々に安定・改善、状況は予想以上に良かったようです。

Screenshot via Canton Fair

商务部は外国貿易の安定性と質を促進する10のタスクを掲げており、その中には第128回広州交易会を成功裏に運営できるようサポートすること、新しい外国貿易の育成を加速すること、輸入を積極的に拡大すること、輸出製品の国内販売への移転を支援することなどが含まれています。

資金面でも企業支援が行われています。第128回オンライン広州交易会の期間中、出展者は参加費用を請求されず、eコマースプラットフォームに対しても課金されません。

オープニングセレモニー

10月14日には第128回広州交易会のオープニングカンファレンスが、そして15日には"クラウド"オープニングセレモニーが開催されました。

Screenshot via Canton Fair

世界経済は不況にあるものの、各国のバイヤーは積極的に参加の意志を示しています。イタリア・中国商工会議所のマルコ・ベティム事務局長は、イタリア経済は再開の危機的な段階にあり「広州交易会はヨーロッパ市場全体にとって非常に重要である」と述べたそうです。

Screenshot via Canton Fair

オンライン広州交易会サイトにアクセス

では早速ログインしてみましょう。まず以下のトップページにアクセスしてください。

オンライン広州交易会(英語)

オンライン広州交易会(中国語・簡体字)

ユーザー登録

右上の「REGISTER」ボタンから、ユーザー登録を行います。

(ユーザー登録はしなくても展示されている商品を見て楽しむことはできますが、登録を行った方がより多くの機能を利用することができます(ログインしないと見ることのできないライブ配信もあります))

中国国外からなので「Overseas buyer」を選択。

必要項目を入力・認証後、スムーズに登録が完了します。

バーチャル会場

バーチャル会場に行くには、ページ真ん中の「VR Exhibition Hall」を選択

すると、仮想の広州国際会展中心が現れます。

画面内にカーソルを当てて「ENTER」を押すと、以下の仮想エリアが表示するので、気になる部分を選択。

様々なバーチャル店舗を訪問できます。

これなら実店舗・ブースを訪問するのが苦手な人も気兼ねなく商品を見て回れますね。

ライブ配信

もう一つ、ライブ配信機能もご紹介しましょう。

先ほどのトップページ中ほどにある「Exhibitors On Live」を選択すると、現在Live中(Live Now)・再視聴可能な終了分(Replay)・これから予定されているLive配信分(Upcoming)が表示されます。

出展者の方々が努力して英語で商品の説明をしている様子が伺えます。

頑張っている出展者の方々を見ると応援したくなります。右上には「Send Buisiness Card」の赤いボタンがあり、出展者と簡単に連絡が取れます。

そして画面内には各商品画像とともに「Instant Messaging」のボタンもあります。気になる商品がある場合ボタンを押すとすぐに出展者とのチャット画面に移行します。便利!

240万点以上の出展商品の中から次なるトレンドをぜひ探してみてください。

様々な工夫から学べるオンライン交易会

かなり便利になったオンライン交易会がオフラインに取って代わるわけではないものの、世界中からアクセスできることなどオンラインならではの良さもありますね。360度カメラで撮影してよりリアルにブースを訪れることができるようにしたり、オンラインとオフラインの間を埋めようとする様々な工夫も見られます。

試行錯誤を重ねてたどり着いた第128回広州交易会、私たちも彼らの工夫から学んでビジネスに生かしていきたいものです。


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