Image via 港澳通关
香港メディアによると、中国本土の入出境時に求められていた健康申告コード(Health Declaration Code)の提示が11月1日より廃止されると報道されています。
政府からの正式通知はまだ出されていませんが、一部税関職員は提示不要となる旨の発言をしており、深圳湾口岸や西九龍駅では10月29日の時点で多くの人がコードのスキャンを行うことなく入境している様子が観察されています。
「中国税関出入国健康申告」コード(Health Declaration Code)
香港では「黑碼」と呼ばれる、中国本土の健康申告コード(健康申報碼/健康申报码)は、中国大使館の正式な呼称は「中国税関出入国健康申告」(Health Declaration Code)で、WeChatミニプログラム版「海関旅客指尖服務」やアプリ版「掌上海関」などを用いて入境時に申告します。
コロナ禍で誕生したこの伝染病予防管理システムですが、入境毎にアプリから健康状態を入力してQRコードを提示しなければならず、香港の西九龍高速鉄道駅ではこのために2時間待ちの行列となるなど長蛇の列ができてしまうことから廃止を求める声が上がっていました。
11月1日0時から廃止の報道
香港メディアは税関職員など複数の情報筋からの話として、健康申告コードが11月1日の0時に廃止されると報道しています。ネット上でも小紅書などのアカウントで健康申告コード廃止の情報が流れています。廃止となることで香港と中国本土の往来が容易になるため、市民の多くが歓迎の声を挙げています。
一部口岸ではすでにスキャン不要に
深圳湾口岸や西九龍駅の一部口岸では健康申告コードをスキャンしなくても入境できるようになっていることが観察されています。画像のようにスキャン用のPCは電源が落とされており、旅客者はスキャンを行うことなく通り過ぎています。
とはいえ、当局からの正式通知はまだ出ておらず、この件に関しては深圳側の官報メディアも沈黙を保ったままです。当サイトでも続報があり次第お伝えします。
Source:
香港01:深圳灣及蓮塘口岸人員證實:11月1日取消掃「黑碼」