本日(2019年2月19日)は、中国の暦で「元宵节 (yuán xiāo jié)」と呼ばれ、春節の締めくくりの日として知られていますが、実は<中国のバレンタインデー>とも言われているようです。中国のバレンタインデーといえば7月7日の「七夕情人节(qī xī qíng rén jié)」が有名ですが、それとはまた別の日です。実際のところ、中国にはバレンタインデーがたくさんありますが、この元宵节はその中にも入っていません。どんな日なのでしょうか?

「元宵节」とは?

元宵节(元宵節)は、中国の正月「春節」から数えて15日目にあたります。説明はwikipediaの記載が分かりやすいのでどうぞ参考にしてください。

元宵節(げんしょうせつ)は、正月の望の日(満月の日、旧暦一月十五日。日本でいうところの小正月にあたる)を祝う中華圏での習慣である。正月は別に元月とも称され、元月の最初の宵(夜)であることより元宵節と命名された。過年は元宵節を迎えて終了する重要な一日である。

元宵节は、白い団子が特色です。

元宵節には湯圓を食べる習慣がある。湯圓はもち米を原料とした団子であり、中には様々な具が入れられる。甘いものとしては砂糖、胡桃、ゴマ、小豆餡、氷砂糖などが、塩辛いものとしては肉や野菜で作られた具が入れられる。

熱湯の入れられた鍋で茹でる際、湯の中で団子が踊る姿を天に輝く満月に見立てた。そして家庭が団圓(団欒円満の意味)と音が似ている「湯圓」という漢字が使用され…

そして、この日にランタンを灯して、悪いものを払い、良いものを呼び込むという風習も。

元宵節は道教の三元信仰(旧暦1月15日の上元、7月15日の中元、10月15日の下元)と、提灯を掲げて仏を祭る仏教上の習俗が混交したもので、そこから「灯籠節」「上元節」とも呼ばれています。

ランタンには精霊や神々にまつわる伝説などいくつかの宗教的な意味合いが含まれているようですね。

華強北で行なわれる元宵イベント

なぜバレンタイン?

今回、春節前後から深セン内で行なわれる様々なイベント情報を集めていましたが、いくつかのコミュニティで今年の2/19は「Chinese Valentine's day」であり、「西洋の」バレンタインである2/14から、本日2/19までを独自のバレンタイン期間としてイベントを開催しているところもありました。

しかしなぜ2/19が中国のバレンタイン?

何人かの中国人に聞いても答えは分からず、あまり知られていないようなのですが、いくつかのソースを見るとその理由は以下のようです。

Over 2000 years, the festival has developed many meanings. People usually celebrate it by moon gazing, lighting lanterns, watching the Lion dance, and eating rice balls (汤圆 tāng yuán) during family reunions. But did you know that, besides the lantern fairs and other traditions, back in ancient times, it was the “true” Chinese Valentine’s Day?

The origin
In ancient China, women usually weren’t allowed out the house. There was a curfew system to prevent criminal activities such as gambling and stealing. No one was allowed to travel from 7pm to 5am, except for funerals, medical treatment, and marriage. Violators would be flogged at least 20 times with a rattan cane as a punishment.

(簡単に訳しますが)古代の中国では犯罪を防止するため、基本的に女性が夜間(19:00−5:00)外出することを禁じていました。違反した場合は鞭打ちの刑に処されました。

But on the night of the Lantern Festival, everyone could stroll freely. Through lighting lanterns, playing games, and other activities, women could interact with men. These romantic stories are why some say the Lantern Festival is the true Chinese Valentine’s Day, rather than the Qixi Festival, which celebrates the annual meeting of the cowherd and weaver girl in Chinese mythology.In one of China’s Four Great Classical Novels Dream of the Red Chamber, there is a scene of guessing lantern riddles.

しかし、ランタン祭りの時だけは誰もが自由に夜間出歩くことができました。ランタン・ゲーム・その他の様々な活動を通じて、女性は男性と交流することができました。これらのことを考えると、元宵节は(七夕のような神話から来た風習よりも)より現実的な歴史を持っているため、真の中国のバレンタインデーであると言われているようです。

www.beijing-kids.com より

After being confined in the boudoir with few free activities for a whole year, the women in the Red Chamber could finally go out and enjoy the Lantern Festival. They dressed up meticulously and tried their best to get attention from men.

ランタン祭りにまつわるロマンチックな話はいくつかあるようですね。中国の古典小説の中には、部屋に閉じ込められて自由な活動ができなくなった女性たちがランタン祭りの時に外出を許可され、男性から注目を集めるために最大限のドレスアップをしたという話も。

ほとんどのイベントは今日で終了

春節から始まった中国最大の一大イベントも今日で落ち着きます。

(1/18-2/22) New Year folk art parade 新春民俗大巡游(福田 莲花山)
(2/2-2/19) Camellia exhibition 深圳第13届茶花展(南山区园博园)
(2/2-2/19) Chinese rose exhibition 深圳第21届月季花展(罗湖区人民公园)

(2/9-2/19) 【中华民俗村】情人元宵节放大招,锦绣中华民俗村夜场票、欢乐海岸灯会
(2/14-2/19) 【世界之窗】情人节 元宵节 双节同庆 夜场(85元)

(2/14-2/19) 【深圳欢乐谷】情侣夜场特惠双人票(99元)

面白いのが、中华民俗村・世界之窗・深圳欢乐谷で行なわれているイベント。これらは主に中国の若者向けですが、2/14のバレンタインデー「情人节」と、2/19の「元宵节」を合体させて(双节同庆)開催しています。

世界之窗でのイベント

西洋の暦とは違い日にちが毎年変わるため、来年も同じように開催するのかは分かりませんが、(クリスマス・バレンタインなど)西洋の祝祭を今後も取り入れてあの手この手でイベントを開催して盛り上げていくものと思われます。深センには昔からの風習というものがほとんどなく、(元イギリス領の)香港の隣であることや若者が多いといった要素を考えると、この傾向が他地域と比べて特に顕著なのかもしれません。面白いですね。

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