香港ー深センー広州を結ぶ高速鉄道「広深港高速鉄路」が1月15日に運行再開!

1月15日に、香港ー深センー広州を結ぶ高速鉄道「広深港高速鉄路」(Guangzhou-Shenzhen-Hong Kong Express)が運行を再開します。本日(12日)12時より乗車券の先行発売が開始されました。

コロナ前は「西九龍ー広州南」路線が運行されていましたが、今回当路線復活に加えて新たに「西九龍ー広州東」路線が開通します。

2018年に開通、西九龍から広州まで最短47分で到着

「広深港高速鉄路」(Guangzhou-Shenzhen-Hong Kong Express)は、2018年に開通した香港と広州をつなぐ高速鉄道で、香港の「西九龍」駅内に中国本土側の口岸(西九龍口岸)が設置されています。そのため列車に乗った後は中国国内移動と同じ状態になり、これ以上の手続きは発生しません。

広深港高速鉄路の過去記事は以下のリンクから

15日にサービス再開

香港特別行政区政府は11日、広東省および深圳市政府と調整後、中国国家铁路集团有限公司(国铁集团)中国铁路广州局集团(广铁集团)および香港铁路有限公司(港铁公司)の全面協力、および中央政府の承認を得て、广深港高速铁路(高铁)西九龍口岸と高铁の香港区間を1月15日から運転再開することを発表しました。

最初は、香港西九龍福田、深圳北、広州南との間のサービスを再開し、また広州東との間のサービスが新しく開通されます。中間駅は光明城、虎门、庆盛がありますが、东莞南、东莞駅が新設されるとのこと。

停車駅は以下の通りです。

「西九龍ー広州東」路線(新設)
広州東(广州东)ー東莞(东莞)ー東莞南(东莞南)ー深圳北ー香港西九龍(西九龙)

「西九龍ー広州南」路線(再開)
広州南(广州南)ー慶盛(庆盛)ー虎門(虎门)ー光明城深圳北ー福田ー香港西九龍(西九龙)

まずは、西九龍から広州東まで6便、広州南駅まで8便、深圳北駅まで10便、福田まで14便計38便の列車を運行する予定です。

香港ー深圳通関再開後の利用者比率は

現在、通関再開の初期段階において香港の7つの口岸はそれぞれ1日6万人の乗客が南北に移動できるようになり、開設された陸上口岸の1日の片道容量は5万人に設定されています。

香港行政長官の李家超氏は10日、口岸での通関再開後の最初の2日間の運用はスムーズで秩序立っていたと述べました。オンライン予約システムのオープン以来、予約者数は全体の約17%となり、実際のニーズと合致しているようです。最も人気があるのは春節大晦日の1日前となる「廿九」(1月20日)で90%以上の予約が入っており、次いで「廿八」(1月19日)「三十」(1月21日)の順なのだそう。入出境を予定されている方は早めの予約をお勧めします。

乗車券は12日から発売開始予定

西九龍口岸の営業時間は、休止前と同じ午前6時30分から午後11時30分までとなります。予約制ではなくチケットを購入した方は移動が可能ですが、他の口岸と同様48時間以内のPCR陰性証明の提示が要求されます

港铁公司と国铁集团および广铁集团は、1月8日から列車の試運転を開始。列車運行スタッフに関連手順や交通状況を熟知させ、システムの運用をテスト中です。また西九龍口岸でのスムーズな運用が行われるように職員の訓練も行われています。

運行再開の初期段階は香港から深圳、広州までの短距離便のみですが、その後は潮汕、长沙まで、最終的には北京、上海まで接続されるとのこと(春節明けに実施予定)。当初は深圳・広州発着のサービスのみですが、実際には大陸から他の都市への乗り換えも可能です。

中国本土入境時は、3歳以下の幼児もPCR陰性証明が必要

香港政府報道官は、国務院の共同予防管理メカニズムにより、香港から本土に入境するすべての人は、本土入境前48時間以内のPCR陰性証明を提示しなければならない、と述べました。これには3歳以下の幼児も含まれます。

一方で、中国本土やその他の地域から香港への入境時は、3歳以下の子供のPCR陰性証明は免除されている、と述べています。

チケット購入方法

西九龍駅では、本土区間の乗車券を販売するカウンターが5箇所設置されています。

4通りのオンラインチケット購入方法

オンラインでのチケット購入は、少なくとも4通りの方法があるようです。

1、中国铁路客户服务中心网の公式サイト(http://www.12306.cn/

2、中国铁路モバイルAPP "铁路12306"(WeChatミニプログラムなど)

3、香港MTR高速鉄道公式サイト(https://www.highspeed.mtr.com.hk/tc/main/index.html

4、Trip.com オンライン予約サイト(https://jp.trip.com/

1番目の、12306.cn Webサイトを確認したところ、香港西九龍から深圳北/福田の路線が表示されました。広州など他の路線は現在のところ表示されていませんが、順次発売を開始すると思われます。

高速鉄道の再開によって、香港と本土の通関が経済や、小売、飲食、ビジネス、展示、観光などの各分野を活性化させ、加えて企業や人材を大陸や世界へ送り出すという重要な役割を再び果たすことができる、と期待されています。


Source:

深圳卫视深视新闻:高铁香港段1月15日起恢复服务

深圳商报:广深港高铁香港段1月15日起恢复服务

​香港特別行政區新聞公報:高鐵香港段一月十五日起恢復服務

香港01:通關|中鐵集團指今午12時開售高鐵香港段車票 港鐵將交代詳情

东莞日报:今天12点开票!东莞这些站点可直达香港!

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