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【深セン空港】「サテライトホール」運用開始:空港のキャパシティは大幅拡張

12月7日、深セン宝安空港でサテライトホール(深圳机场卫星厅)が正式オープン。

ターミナル3のサテライト(衛星)としての役割を持つ当ホールは、すべての搭乗ゲートに顔認証システムを搭載し、自動化された荷物輸送システムによりわずか3分で荷物を輸送できる最新機能を備えています。

深セン空港サテライトホール

今回オープンした深セン空港サテライトホールは、ターミナル3(T3)の北側、第1滑走路と第2滑走路の間に位置しており、主構造は「X」の形をしています。

GIF via 深圳机场发布

建物は地上4階、地下1階に分かれ、総建築面積は約24万平方メートル、年間旅客処理量は2,200万人を想定。

オープン当日は各メディアが大々的に様子を伝えていました。

フライトゲートが500番台(501-583)の乗客は、ターミナル3でのチェックインとセキュリティ手続きの後、卫星厅(Satelite Hall Entrance)行きの構内列車に乗り、サテライトホールから搭乗することになります。

Image via 深圳机场发布

各階の構造は以下の通り。

地下1階(B1)

地下一階は、主に構内電車のプラットフォームとなります。

歩行距離を短くするために、構内電車プラットフォームはサテライトコンコース地下一階の中央に配置されています。乗客は、構内電車出発プラットフォームからエレベーターで3階の国内線出発ラウンジに移動し、各ゲートまで徒歩で移動することができます。最も遠いゲートまでの距離はわずか300mです。

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地上1階(1F)

地上一階は、主に構内電車到着時のラウンジと定期便以外のラウンジとなります。

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地上2階(2F)

地上二階は、国内線到着レーンと国内線出発プラットフォーム、また多機能サービスホールがあります。

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地上3階(3F)

三階は、国内線出発ラウンジ、商業施設、その他サービス施設となります。

乗客が休憩できるように設計された屋外テラスから、海や山、離着陸する飛行機などの景色を楽しむことができます。

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地上4階(4F)

四階は「ファーストクラス&ビジネスクラス」の旅客ラウンジです。

ターミナル3との統合運用

深セン空港は現段階でターミナル3との統合モードを採用しています。サテライトホールは独立して運営するのではなく、構内電車システムを通じてターミナル3と接続し、ターミナル3に付随する旅客の待機、搭乗、到着、乗り継ぎを請け負うことになります。

GIF via 深圳机场发布

そのため、チェックインカウンターと手荷物受取所(baggage claim)はターミナル3に置かれます。

乗客はターミナル3でチェックイン手続きを行い、サテライトホールへ向かうことになります。

一方、サテライトホールに到着した旅行者は、ターミナル3の手荷物受取所で荷物を受け取ります。RFIDを搭載した荷物輸送システムは完全に自動化されており、1.7km離れたターミナル3まで3分で荷物を輸送することができます。

Image via 深圳机场发布

サテライトホールへの構内電車プラットフォームの入り口は、ターミナル3のセキュリティチェックエリアの後ろに位置します。ターミナル3のセキュリティを通過すると、サテライトホールのゲートエリアを示すサインが見えます。

Image via 深圳机场发布

サテライト(衛星)ホールはその名前の通り、惑星を周回する衛星のように、ターミナルに依存した機能の延長線上にあることが意図されています。

デザイン・機能にもこだわりが

巨大な3Dディスプレイ

ホールには巨大な裸眼3Dディスプレイが!天井に設置されているようなので、ぜひチェックしてください。

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4つのテーマ「春・夏・秋・冬」

ホール内は「春・夏・秋・冬」の4つのテーマに分かれており、それぞれにエメラルドグリーン、ダークグリーン、メープルレッド、ダークブルーの4色のシートやカーペットを配置し、季節ごとの特徴をアピールしているのだそう。

USB TYPE-Cポートも完備

細部も非常に使いやすく設計されています。各座席にはUSBとTYPE-Cのポートが装備されています。

Image via 深圳大件事

4つの子供向けエリアも

また、ホールには4つの子供向けエリアが用意されており、子供連れの乗客がフライトの待ち時間に当エリアを利用できます。

Image via ShenzhenDaily
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授乳室等の設備も充実

各洗面所の入り口にはインテリジェントディスプレイが設置されており、稼働状況や周囲の洗面所の位置を把握可能。各洗面所の隣にはマザー&ベビールームがあり、無料のおむつや生理用品も用意されています。

すべての搭乗ゲートに顔認証システム

すべての搭乗ゲートには顔認証システムも装備。今までの空港はスタッフが毎回パスポートとチケットと乗客を目視で確認する必要がありましたが、かなりスムーズな搭乗が期待できそうです。

Image via 深圳大件事

ショッピングエリアには80以上の店舗が入居

ショッピングエリアの面積は6,000m²以上あり、80以上の店舗が展開中。

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エリアは「星享大道」「圳·品味」「圳·记忆」3つのゾーンに分かれているようです。

緑に囲まれたエリアも多数

サテライトホール内には50種類の植物が植えられており、300m²の景観の良い屋外庭園もあるのだそう。

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深セン空港は今後も各施設の拡張を予定

今後の運営計画によると、サテライトホールは乗客の動線に合わせて柔軟に配置されることになり、乗客の流れやルート分布に合わせてホールの運用を最適化し、継続的にフライト効率を高めていくとのこと。

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深セン空港グループのChen Jinzu会長によると、サテライトホールの運営は新たな出発点であり、第14次5ヵ年計画期間中に、第3滑走路や空港東輸送ハブの建設、また第2ターミナルの増改築を推進しています。

すべての新施設が整った後、当空港の年間旅客数は1億人になると予想されています。


Source:

dutenews.com : 深圳机场卫星厅来了!登机口5字开头要这样乘机

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