春節の大移動「春運」、深センは約1,325万人を送客見込み 移動時の注意点は

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2023年の春節に伴う大移動「春運」1月7日から2月15日の40日間となり、すでに多くの人々が移動を開始していますが、深センでは前年比99.4%増の約1,325万人を送客する見込みです。

また、深圳空港は中国の主要航空で今年の春運では初めて1日10万人の旅客数を回復。春節が近づくにつれ旅行需要はますます増加していきます。一方で移動時の持込品の注意喚起もなされています。

中国全体では約20億9,500万人が移動見込み

中国における2023年春節の総旅客数は約20億9,500万人が見込まれており、これは前年同期比 99.5%増で2019年の同期比70.3%まで回復すると予想されています。

深圳では約1,325万人が移動見込み

深センは前年比99.4%増の約1,325万人を送客する見込みです。

内訳は以下の通り

  • 鉄道旅客数1,050万6,500人で、前年同期比111.92%増
  • 車両旅客数17万1,400人で、前年同期比54.62%減
  • 民間航空旅客数237万人で、前年同期比88.49%増
  • 水上旅客数20万2,100人で、前年同期比298.47%増
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深センの鉄道旅客ピークは1月18日

広州鉄道グループによると、深圳における2023年春節の鉄道状況は、ピーク日が1月18日となり、深圳北駅からの送客は28万人に達し、2022年のピーク日と比べて11%増になる見込みとのこと。

有名なチケット販売サイト「12306」の連休前の売れ行きを見ると、深圳北駅から長沙、成都、鄭州、南寧、貴陽、昆明などへ向かう高速列車のチケットは売り切れ、1月14日以降は武漢、厦門などへ向かうチケットも品薄で、大半が売り切れとなっています。深圳発の人気路線は数秒でチケットが売り切れるといったケースも。

現在、鉄道局では「候补购票」という機能を実施しています。これは1回目でチケットを入手できなかった人向けに希望の条件に応じてシステムが自動購入してくれる機能のこと。他にもビッグデータに従って乗客の流れの変化を随時分析し、人気のある方面の旅客列車を増発するなど旅行需要に対応しています。

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乗車時の注意点

鉄道乗車時の注意点として、消毒のためのアルコールスプレーが挙げられます。

100mlを超えるアルコールスプレーは可燃性および爆発性の物品として禁止リストに入っているため持ち込むことができません。消毒な必要な方は消毒用シートなどで代用してください。

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深圳空港は春運期間中初めて1日10万人の旅客数を回復

深圳空港は春運初日の7日に、旅客数は9万人を超えて全国一位の旅客者数となり、翌日8日には中国の主要航空で春運になって初めて1日10万4,000人の旅客数を記録。100日ぶりに1日10万人の旅客数を回復しました。春節が近づくにつれ旅客数・フライト数は今後も増加する見込みです。

春節の旅客の旅行需要に対応するため、深圳空港は航空会社と調整し、人気の帰省路線を増便中。主に西南、東北、中南部方面の家族訪問路線を中心に、約2,800便の増便を行いました。また、深圳から北京、上海、南京、杭州、西安へのビジネス路線や、海南、雲南などのレジャー・観光路線ではワイドボディ機のキャパシティを拡大し、座席数を増加しているのだそう。

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一例として中国南方航空会社は春節期間中に、深圳と他の都市をつなぐ78 本のルートにおいて、11,000のフライトを運航させる予定です。また、18路線で1,110便を増便するとのこと。

空港にも変化が起きています。約2年間使用できなかったT3の国際線到着エリアの再開に伴い、144時間ビザなし通過検査レーンや特別休憩エリアも同時に復旧。周辺の主要施設へのアクセスも向上していきます。

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Source:

深圳特区报:深圳铁路春运最高峰在1月18日!这样物品不能带上高铁

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