深セン市「バリアフリー電子地図」誕生

深セン市は先日、身体障害者や高齢者などのためのバリアフリー電子地図を公開しました。

これまで3年近くかけて深セン市内のバリアフリー施設を隅々まで調査して完成された当マップは、WeChatミニプログラムからアクセス可能です。

深圳バリアフリー電子地図(无障碍电子地图)発表セレモニー

6月30日、地下鉄「岗厦北」駅にて深圳市障害者連盟(深圳市残疾人联合会)の主催する、深圳バリアフリー電子地図発表セレモニー、および交通ハブバリアフリー環境体験活動イベントが開催されました。

Image via 深圳发布

当イベントには、深圳市无障碍环境促进会(深圳バリアフリー環境促進協会)、深圳地铁运营集团(深圳地下鉄運営グループ)、広州華都信息技術有限公司(广州华途信息科技有限公司等协办)が共催し、市人民代表大会(全人代)常務委員会、全人代代表の数人が出席しました。

Image via 无障碍先锋

進むバリアフリー都市建設、3年かけてマップを作成

深圳市は(他都市と同様)バリアフリー都市づくりに取り組んでおり、この取り組みは障害者、高齢者、妊婦を含む社会のすべての構成員のニーズを満たします。

深圳バリアフリー環境促進協会のYu Guanbin会長は「我々は3年近くかけて深圳のバリアフリー施設を隅々まで調査し、それぞれのバリアフリーポイントのアクセシビリティを計測して当マップを開発した」と述べました。また、当地図にはBluetoothタグとQRコード認識機能も取り入れ、利用者が位置情報を正確に表示できるようになったとのこと。

Image via ShenzhenDaily

バリアフリー地図の特長

バリアフリー地図は、障害者に旅行などのサービスを提供するために特別に作られたアプリケーションで、都市の地理情報やバス、地下鉄、タクシーなどの公共交通機関、バリアフリー施設などのデータを収集し、バリアフリーエレベーター、トイレ、駐車場の情報にアクセスできます。

利用方法

利用者は以下のQRコードから、WeChatの「深圳市无障碍电子地图」ミニプログラムを起動して、地図にアクセスすることができます。

Image via ShenzhenDaily

地図は道路を緑、オレンジ、赤の3色に分類し、車いす利用者のアクセシビリティのレベルがわかります。

マップには基本的なバリアフリー施設が表示されるだけでなく、ショッピングモールや病院、政府サービスセンターなどの都市サービス拠点も示されています。

協会は当地図の正式リリースに先立ち、使いやすさを確認するために障害者を招いて試用テストを行ない、概ね好評だった模様です。

公衆トイレの位置などもわかるので、皆さんも使ってみてください。


Source:

无障碍先锋:深圳市无障碍电子地图正式发布

深圳发布:深圳无障碍电子地图发布

ShenzhenDaily:Barrier-free e-map launched 深圳推出无障碍电子地图 助残障人士无忧出行

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