1月8日より中国本土と香港の往来が隔離なしとなりますが、当面の間は通関時に各口岸(コントロールポイント)において人数制限が設けられ、事前に予約システムにて手配を行う必要があります。
当記事は、深セン/香港双方の予約システム操作手順をご紹介します。
(2023.02.06 UPDATE) 2月6日より予約システムは廃止され、中国本土との完全通関が再開されました。
目次
深圳/香港で予約システムは異なる
1月5日に発表された深圳ー香港の通関に関する詳細情報はこちらを参照なさってください。
1月8日からの初期通関時は、以下の5ヶ所の口岸が開かれます。
深圳湾口岸(6:30 – 24:00)
福田口岸(6:30 – 22:30)
文锦渡口岸(7:00 – 22:00)
蛇口口岸(7:00 – 22:30)ーフェリーの発券で管理、予約システム不要
机场福永码头(8:00 – 21:00)ーフェリーの発券で管理、予約システム不要
香港側・深圳側で予約システムは異なります。(通関時に提示が必要な48時間以内のPCR陰性証明は当システムでは用いません)以下解説します。
通関予約システム(香港側)
1月5日午後6時に稼働を始めた香港側の通関予約システム。
深圳への入境時に必要です。中国本土住民による深圳入境時は予約不要です。
GovHK 香港政府一站通よりアクセスし、指定口岸出境香港到內地預約安排というリンクをクリックしてください。
「開始登記」を選択します。
香港身分証/マカオ身分証/パスポートの番号を入力します。
その後、個人情報や通関の時間帯を選択する画面に遷移します。
通関予約システム(深圳側)
1月6日午前9時に稼働を始めた深圳側の通関予約システム。
香港への入境時に必要です。香港住民による香港入境は予約不要です。
以下のQRコードをスキャン、もしくは陆路口岸赴港(https://hk.sz.gov.cn:6226/)よりアクセスしてください。
中国人の方は、事前に「港澳居民来往内地通行证(回乡证)」「港澳通行证」といった通行証を、(日本人を含む)外国人の方は、护照(パスポート)をご準備ください。
携帯番号で登録を行い、認証コードを用いてログインします。
同行者を追加します。一つのアカウントにつき最大4名まで登録が可能です。それ以上の人数の場合は別アカウントで予約を行う必要があります。予約後に同行人の情報を修正することはできません。
情報を入力して審査完了後、「个人中心>我要预约」に進み、通関を行う口岸の場所と日付を選択して予約します。予約は7日前より、6時〜24時までの時間帯で可能です。
予約完了後、「个人中心>预约确认单」を選択し、「预约确认单」から通関を行います。
注意事項として、必要な分だけ予約をすること、出発日を変更する場合は1日前までに「个人中心 >预约信息」から予約をキャンセルすること、2回連続して予約を行い、時間通りに通関しなかった場合は7日以内に再予約することはできず、番号の独占などの取り締まりを徹底し、頻繁な予約→取消を行ったアカウントは永久に使用できなくする。と記載されています。
外国人はどうなる?
ここで気になるのが、本土/香港に居住している外国人の場合です。
双方の予約システムに記載されているガイドラインを見ると、深圳側の予約システムは「香港居民」以外、香港側の予約システムは「內地居民」以外、が予約対象者とのこと。
「香港居民」「內地居民」の区別ですが、香港居民は香港ID保持者、内地居民は(恐らく)中国身分証保持者のことと思われます。香港のIDカードを取得している日本人は、深圳から香港に戻る時の予約が不要になりそうです。一方、中国本土居住の日本人は本土の居留許可証を保持していても予約が必要ではないかと思われます。
「海关旅客指尖服务」アプリで健康申告を
他にも、入出境時に必要となるのが、「海关旅客指尖服务」というWeChatミニプログラム。健康状態を申告するのに必要です(PCR陰性証明ではありません)
WeChatで「海关旅客指尖服务」と入力してミニプログラムを開きます。(英語版は「Customs Pocket Declaration」で検索してください)
「填报/修改」を選択します。申告フォーム内には入境/出境を選択する欄があります。
(1/7 追記)48時間以内のPCR陰性証明期間内なら一度の検査でOK
48時間以内のPCR陰性証明は、「入出\入境健康申明卡」(入出境健康申告カード)に記載をしますが、ShenzhenWeeklyによると、48時間以内のPCR陰性証明期間内に深圳/香港を往来できるなら、出境時の検査結果を入境時にも使用できるので費用や時間の節約になります。
これで隔離なしの往来を行うことができそうですね。ぜひご活用ください。
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