Burberry(バーバリー)は7月31日、深圳湾万象城に「BURBERRY 空 · 间」というソーシャルリテールストアをオープンしました。
この新コンセプトの店舗は、Tencentと提携して開発したWeChatミニプログラムと融合し、物理的にも仮想的にも新たな店舗体験ができるようになります。仮想ストアには日本からでもアクセスが可能です!
デザインコンセプトは「畅享当下,走进未来」
ストアのデザインコンセプトは「畅享当下,走进未来」(現在を楽しみ、未来へと進む)というもの。
深圳湾万象城の一階に設置された、539平方メートル/ 5800平方フィートの実店舗には10の部屋と3つの試着室があります。
それぞれの部屋は独自のコンセプトが設定されており、店舗内の季節ごとに変わる鏡面ウィンドウは通りかかる歩行者の動きに合わせて変化するのだそう。
顧客はバーバリーの最新コレクションや季節の商品、そして深センの店舗でしか購入できない限定品を見つけることができます。
すべての製品にはQRコードのラベルが付いています。
QRコードをスキャンすると、ミニプログラム内の追加コンテンツや製品の詳細情報に接続され、店舗体験がさらに向上します。
Tencentと共同開発の専用WeChatミニプログラム
Tencentとの提携により開発されたバーバリー専用のWeChatミニプログラムには、以下のQRコードからスキャンすることでアクセスできます。もしくはWeChatで「Burberry」と検索してください。
ミニプログラムにアクセスすると以下の画面が表示され、様々なコンテンツを見ることができます。
WeChatでロック解除できる限定コンテンツやデジタルコンパニオンによる紹介動画もあり、物理的にも仮想的にも、顧客が店舗を体験できるように作られています。
顧客は製品に関する様々な情報をソーシャルメディアのコミュニティ上で共有しながら得ることができます。
またコミュニティスペースでの専用クライアントサービス・店内予約・イベント・テーブル予約のためのプラットフォームもミニプログラム内で提供されます。
ミニプログラムにはソーシャルカレンシー機能というものがあり、顧客がバーバリーと関わり合うことで特典を得ることができ、限定コンテンツなどを手に入れることができます。各ユーザーには動物のキャラクターも付与されるのだそう。
ブランドのファンが一つのプラットフォームの中に集まって、それぞれの製品についての情報を交換し合えるのは良いですね。今後も色々な方面に広がっていきそうです。
THOMAS'S CAFE
ブランドの創設者であるTHOMAS BURBERRYの名を冠したカフェ・コミュニティスペース「THOMAS'S CAFE」もストアに併設されています。席の予約はミニプログラムから可能。
イギリスと中国の茶文化とバーバリーのブランドスタイルを融合させたカフェは、トーク・セミナー・展示会・ライブパフォーマンスなど一連のイベントを開催するための多目的会場にも変形するのだそう。
アクセス・ロケーション
住所:深圳湾万象城一层 L149
最寄駅:地下鉄2/11号線「后海」駅
深セン市内にいくつもある大型ショッピングモールとは一線を画す深圳湾万象城は、モール内の至るところにアートを取り入れているため、訪問客の嗜好も今回のバーバリー新店舗と親和性が非常に高そうです。
多種多様なコンテンツを含んだ「BURBERRY 空 · 间」。各国のアパレル実店舗はコロナ下において打撃を被っていますが、このような新しい取り組みが現状を打開するきっかけになるのかもしれません。
Source:
ShekouDaily: Burberry Opens New Social Retail Boutique with Tencent in SZ
深圳湾万象城:「Burberry 空 · 间」| Burberry与腾讯展开技术合作,在深圳湾万象城开设奢侈品行业首家社交零售精品店