深センで10月より飼い犬のマイクロチップ埋め込み義務化:100の獣医院にて無料チップ埋め込み実施中

2020年10月より、ペットの犬へのマイクロチップ埋め込みが義務化されます。10月以降チップの埋め込みがされていない犬に関しては無許可として扱われるため、すべての犬は9月までにマイクロチップを埋め込むことが勧められています。

深セン市内では100の獣医院で無料のマイクロチップ埋め込みを実施しています。ペットの犬を飼育されている方は早めの登録をお勧めします。

マイクロチップ基本情報

2020年末までに深セン全域でドッグチップの管理を達成させるために、現在は市内の100の獣医院が《犬只芯片植入委托服务》(ドッグチップ移植委員会サービス)に正式に署名を行い、ドッグチップ移植を開始しています。

Photo via 深圳大件事

このチップは、どのように埋め込まれるのでしょうか。深センペット医師会会長(深圳市宠物医疗协会会长)喻信益氏はこのように述べています。

Photo via 深圳大件事

チップは米粒ほどの大きさ

「犬に埋め込むチップのサイズは米粒のようなものです。犬の首の皮膚下に注入し、数分間押すだけで済みます。深センで使用される犬のチップの表面は、犬の体格に適した材料で覆われています。損傷に強いので犬の健康にはほとんど影響しません。」

15桁の国際的なデジタルコードで身元特定

また、犬のチップには品質保険が、ペットの犬と医師には賠償責任保険が購入されています。チップは15桁の国際的な一意のデジタルコードとなり、担当者は専門の機器を介してチップコードを読み取り、システムから犬の所有者の名前・連絡先情報・犬の名前・品種等の情報を取得できます。

犬用マイクロチップ Photo via ShenzhenDaily

犬のマイクロチップはフランスなど他の国々でもすでに実施されているようですね。日本ではまだ義務化されていませんが話は進んでいる模様。

チップの有効期間は15年以上

チップの有効期間は15年以上で、平均的な犬の寿命よりもはるかに長いとのこと。つまり一度埋め込めば一生付けたままでOKということになります。

Photo via ShenzhenDaily

犬が亡くなった後、関係機関は犬の身元を特定しできるだけ早く回収できるようにします。また深センの総合的な飼育管理サービスプラットフォームの助けを借りて、犬のトレーサビリティ管理を正確に行います。

マイクロチップ埋め込みは「美丽深圳」WeChatから

マイクロチップ埋め込みの申請を行うには、「美丽深圳」WeChatの公式アカウント(ID「mlszgzh」)をフォローしてください。

「养犬服务」を選ぶと、「深圳养犬服务」の画面になります

「深圳养犬服务」WeChat画面

「养犬服务管理」をタップすると、以下のWeChatミニプログラムQRコードが表示されます。

「养犬服务」WeChatミニプログラムQRコード

スキャンを行うと、「养犬服务平台」ミニプログラムが起動します。

100の病院で無料のマイクロチップ埋め込み実施

現在100箇所のペット病院では、市内ですでに登録されている犬に無料のマイクロチップ埋め込みを実施しています。(狂犬病予防接種の証明はマイクロチップ埋め込みの前に必要とのこと)

前述の「深圳养犬服务」の画面にある「办证点地图」をタップすると、深圳内の獣医院・サービス提供者の地図が表示されます。連絡先などの情報も表示されますので問い合わせることができます。


深センの都市部ではさすがに見かけませんが、住宅街やローカルの市場など奥まったところに入ると今でも野良犬のように見える犬が普通に歩いていますね(おとなしいですが)。

本当の野犬をどうするのかはこの記事には書いていませんが、完全な管理に向けて前進しているようです。


Source:

深圳大件事:冲上热搜!10月起,深圳犬只未植入芯片将被视为无证养犬

ShenzhenDaily: 100 pet hospitals offer free microchipping for dogs 首批犬只芯片注射点开放

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