深センのBYD製「クラウドバス」工事は90%完了:2021年内に試運転開始

深センの坪山区では、「坪山云巴」(クラウドバス)と呼ばれるモノレールに似た無人路面電車の開発プロジェクトが進行中。

現在のところ第一期工事は90%が完了しており、試運転は2021年5月を予定。開発にはBYD(比亚迪)が携わり、未来の都市交通インフラとしても注目されています。

「坪山云巴」(クラウドバス)概要

「坪山云巴」(クラウドバス)は、現在の都市の混雑問題に対応したBYDの中小規模鉄道輸送システム。

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BYDは都市交通渋滞の問題を解決するために5年間で1000人以上の研究開発チームを結成し、50億元を投資して中国初の「クロスシートモノレール」を開発しました。

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このクラウドバスは高架方式を採用することで、住宅、幼稚園、学校、スーパーなどエリアや地区ごとに輸送することができます。ステーションでの充電とライン全体でのエネルギー貯蔵が可能なオールバッテリー方式を採用。そしてドライバーレス、映像監視、インカムシステムを搭載。

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坪山云巴1号線(第一期)走行ルート

坪山云巴1号線(第一期)のルートは、高速鉄道「坪山」駅から「比亚迪路」までの全長約8.5kmで、11駅を走行予定。駅名詳細は以下参照。

  1. 「坪山」(高速鉄道駅)
  2. 「沿站前路」
  3. 「丹梓大道」
  4. 「聚龙高尔夫练习场」
  5. 「启三路」
  6. 「启二路」
  7. 「启六路」
  8. 「五号路」
  9. 「金牛路」
  10. 「龙坪路」
  11. 「比亚迪路」
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「深汕高铁」「厦深铁路」「深大城际」高速鉄道に、そして深セン地下鉄 14号線、16号線に接続します。

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現在、全線工事は90%が完了し、機械・電気工事、駅装飾、運転準備等の作業が行われています。試験運用は2021年5月に開始予定。

周囲の景観や環境への配慮も

当プロジェクトは、周辺の景観や道路とのコーディネートを考慮して設計されているようです。 道路資源を占有せず、道路交通への影響を最小限に抑える高架道路を敷設、都市資源と生態資源の統合と共生が可能な公共交通空間を形成するというデザインなのだそう。

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以下は車両の停車場。屋上庭園、公共施設、地下駐車場を組み合わせた公園になる予定。

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ここ最近の流れを見ると、坪山区は交通インフラの建設を重視していることが分かります。坪山区は深センの郊外に位置するためアクセスが悪いという課題がありますが、今後新たな高速鉄道や地下鉄路線、そして今回のクラウドバス開通により「緑が多く、都市部へのアクセスも良い」エリアとして坪山区に住みたい人も増えるかもしれませんね。

環境に優しく、未来感のあるBYDの新しい都市型交通システム「クラウドバス」。今後は既存の地下鉄・バスを補う路線として各地に展開しそうで楽しみです。


Source:

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