全世界の空港に導入希望!
深セン空港ではセルフサービスの宅配機器が保安検査場エリアに導入され、セキュリティチェックで持込不可となった荷物をその場で目的地に送ることができるようになりました。しかも手続きは最短1分で完了。画期的なサービスです。
「自助快递机」(SF DROP-OFF BOX)
この機器の名称は「自助快递机」(SF DROP-OFF BOX)と呼ばれ、深セン空港とSFエクスプレスが共同で投資したもの。
保安検査場で機内持込不可の荷物を所持している乗客が、対象荷物を目的地に直接送る(送り返す)ことができる「セルフサービスの宅配機器」です。
空港では多くの乗客が保安規定を理解しておらず、化粧品やスキンケア用品が必要量を超えているために機内に持ち込めずに破棄したり、出直したのち再度保安検査を受けなければならないといったケースが見受けられます。このような状況に対応するため設置されたセルフサービスの宅配便機は非常に好評で、しかも非接触型のセルフサービス運用となるためコロナ対策も万全です。
設置場所
(2021年8月現在)マシンは全部で3台。ターミナルビル4階国内線のセキュリティエリア内に設置されています。
- 15号 セキュリティチェック通路 後方側 物品保管室
- 19A セキュリティチェック通路後端
- 29号 セキュリティチェック通路後端
操作方法
操作は非常にシンプル。
- 機器上部の画面に表示されたQRコードをWeChatで読み取る
- 案内に従ってドアを開けて商品を預け、30分以内にロッカーのドアを閉めて注文情報を入力
これだけです。すべてのプロセスは最短で1分以内に完了します。
1日の利用数は最大30回以上
当機器が深セン空港に設置されてから2ヶ月が経過しました。現在、1日に最大30回以上利用されており、その数は日に日に増えているため、深セン空港は今後需要に応じて宅配機器を増設することを検討しています。
セキュリティチェックで持込不可となってしまった荷物をその場で宅配指定できる画期的なサービス。空港で泣く泣く破棄する必要もなくなるので助かりますね。本当に素晴らしいシステムです。
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