深セン9番目の口岸「莲塘口岸」もうすぐオープン!建築デザインにもこだわりが!

ついに、深センと香港を結ぶ新しい口岸「莲塘口岸」(蓮塘口岸/Liantang Checkpoint)が近日中にオープンするという情報が!

一般利用開始は新型コロナウイルス収束後と思われますが、この施設は最先端で美しい建築だけでなく、深セン東部や隣の恵州市をつなぐ重要なポイントとしても期待されています。

今まで深センの東側は実際そんなに栄えてなく、発展に取り残されてしまっていたような印象がありましたが、ついに東側の時代がやってきますよ!

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pland.gov.hk:蓮塘/香園圍口岸

深セン側の名称は「莲塘口岸」、香港側の名称は「香園圍口岸」

莲塘口岸は、罗湖区の東側にある莲塘街道沿いに位置し、
深センでは9番目、深センー香港の境界に接する陸上の口岸としては7番目となります。

香港側は少し違います。「香園圍口岸」(Heung Yuen Wai)という名称になります。

Photo via 深圳每日资讯

北東部とつなぐ重要なポイントに

香港から深セン東部、恵州、広東部東部、江西部南部、福建省南部の間の越境貨物輸送路として機能することも期待されています。

Photo via pland.gov.hk

上記の地図ではピンクのルートになります。

恵州市など深センの北東側をつなぐ輸送路として重要な役割を担いそうですね!

新しい “一站式”(ワンストップ)通関でスピードアップ!

また、旅客および貨物検査チャネルの “一站式”(ワンストップ)通関を実現するとのこと。

この方式は従来の “多次停车、各自查验” (複数回駐車・個別検査)とは違い、"一次停车,联合查验" (ワンストップ駐車・合同検査)としたことで、通関情報の一元化と効率化が実現できたそうです。

Photo via 深圳大件事

検査ホールには、23の入出境検査レーン(9つの手動レーンと14のセルフサービスレーン)があり、通関能力は1日あたり30,000人。

Photo via 深圳大件事

総建築面積は137,000平方メートル、サッカー場25個分の広さ!

面積は17.7ヘクタール、総建築面積は137,000平方メートル!サッカー場にすると25個分の広さになるそうです。

Photo via 新时代新罗湖

デザインコンセプトは “光影流岸”

この莲塘口岸、デザインにもこだわっています!
“光影流岸”(光と影の流れ)をデザインコンセプトとして建設が行なわれたのだそう。

Photo via 深圳卫视深视新闻

光と影の効果を出すように工夫されていて、各柱の傾斜も異なり、流れるようなデザインにしているようです。

Photo via 深圳口岸发布

画像を見ると、屋根の傾斜も異なっていますね。滑らかな外観で、壁面のガラスは太陽光を美しく反射します。

Photo via 新时代新罗湖

建物は地上5階、地下2階

ビルは地上5階、地下2階となり
地下2階は主に駐車場や、バス・タクシーなどの公共交通機関発着所となる模様。

Photo via 深圳每日资讯

地上階

各階はこのようになっているようです。

1階:貨物検査
2階:入境
3階:出境
4階:検査
5階:管理

Photo via 深圳大件事

地下

地下は、主に駐車場・タクシー停車場・バス乗継エリアになる模様。

Photo via 新时代新罗湖

気になるのが、記事内にはタクシー・バスに加えて "自驾车"(自動運転車)の記述があること。
こっ、これは・・・自動運転車のシャトルバスがあるとか?

※4月8日追記:"自驾车"は「自家用車」かもしれません(自動運転車であって欲しい…)

車両レーンは、4つの旅客車線と7つのトラック車線があり
毎日2,000台の小型乗用車・850台のバス・15,000台のトラックを検査することができるようですね。

周辺施設も充実

罗沙路を挟んだ歩道橋は、屋根があり明るくて夜間も雨天も安心。

Photo via 深圳大件事

また、隣接している四季御园の1階にあるショッピングモールは莲塘口岸と歩行者通路でつながっています。このあたりはオフィスエリアもあり今後はもっと栄えていきますね。

交通機関とのシームレスな接続も

莲塘口岸は各交通機関ともシームレスな結合を目指しています。

まず、深圳地下鉄の2号線が「东延线」として拡張工事中です。この路線は2020年内に開通予定ですが、塩田区在住の方々にとってものすごく重要な路線になることでしょう。

現在の2号線最東端「新秀」駅の東隣に「莲塘口岸」(Liantang Checkpoint)駅が新設されます。

Photo via 深圳大件事

そして、「东部过境高速」という高速道路も建設中です。惠深沿海高速公路とも繋がるため、この道路が開通すると最強のルートになりますね!

オープン当初は7:00-22:00、その後24時間に

気になる運行時間ですが、深センと香港が協議した結果、当面は7:00〜22:00の運行になるとのこと。24時間通関の体制が整い次第、24時間通関港になるのだそう。

Photo via 深圳大件事

実は2019年9月に開通予定だったが…

実はこの莲塘口岸、去年の2019年9月にオープンする予定だったのです。8月には各メディアで報道がなされたため、Shenzhen Fanでも記事を準備して開通のタイミングをずっと待っていました。

…が、待てども待てどもオープンする気配はなし。そうこうしているうちに2020年になってしまい、今に至っています。

ここまで延びてしまった明確な理由は書いてありませんが、香港デモや新型コロナウイルスも関係しているかもしれませんね。

Photo via 深圳大件事

一般利用はコロナウイルス収束後スタートの可能性大

現時点(2020年4月)では、新型コロナウイルス感染予防のため香港との行き来が制限されているので、莲塘口岸が開通してもしばらくの間は貨物のみの利用になるのではないかと思われます。

2020年後半の地下鉄2号線「莲塘口岸」駅開通時には、今の状況も変化して利用客が一気に増えて賑わっているかもしれません。楽しみですね!

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