広東セブンイレブン、ドローン配送サービス開始 深セン竜崗地区で先行スタート

広東省13都市で1,700以上の店舗を展開している広東省のセブンーイレブンは、美団ドローンと提携してコンビニ商品のドローン配送をスタートしました。

現在は深セン市の竜崗区一部エリアで先行開始しており、箱詰めされた商品はドローン着陸地点まで最短4分で配達されます。

3000種類以上の商品をドローン配送

今回の提携で、セブンーイレブンの生鮮食品100種類近くを含む3000種類以上の商品がドローン配送できるようになりました。 現在、深圳龙岗星河(COCO Park)商圈のドローン着陸地点でセブンーイレブンの商品を購入する消費者は、ドローンによる配達を選択することができます。

商品は箱詰めされてから最短4分で着陸地点に配達されるのだそう。今後は多くの店舗が対応して景勝地や大学など主要エリアをカバーすることになります。

市場需要の急増による交通課題をドローンで解決

広東セブンーイレブンは、広東省の13都市で1,700以上の店舗を展開していますが、国内の小売市場は長年にわたり年平均50%以上の成長率を維持してきたものの、市場需要の急増はピーク時の配達が間に合わないなど、新たな交通課題をもたらしています。そこで、美団ドローンと協力することで配送プロセスが道路要因に影響されなくなり、効率的に消費者のニーズを満たすことができるようになると期待されています。

利用方法

WeChatで「美团无人机」と入力後、「我要下单」を選択します。

すると、以下の画面が現れますので、深圳龙岗星河商圏を選択してみてください。

深圳龙岗星河(COCO Park)のエリアは以下の地図のあたりです。

対象エリア内にいない筆者の端末ではここから先には進めませんでしたが、対象エリアにおられる方がいましたらぜひ試してみてください。

ドローン配送サービスは経済成長を牽引

美団ドローン(美团无人机)のデータによると、2023年12月末の時点で、深セン市、上海市などの11のビジネス街に25のルートを着陸させ、オフィスや景勝地、市立公園、医療、キャンパスなどさまざまなシーンをカバーして累計22万件以上の注文を完了したとのこと。配送効率は以前に比べて40%近く向上し、昨年だけで消費者の待ち時間を1万時間以上節約したのだそう。

業界の専門家の見方では、ドローン流通に代表される新興産業は実体経済の成長を牽引する「新エンジン」になりつつあると言われています。ドローン配送サービスは既存事業との相乗効果も期待されています。社会に次々と実装されていくこのサービスに今後も注目です。


Source:

FoodTalks食品资讯:“天降”零食!7-Eleven首次在中国试水无人机配送服务

美团无人机:广东7-Eleven接入美团无人机要把万物“空降到家”

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