深センに拠点を置く豊翼科技(深圳)有限公司は、3月23日に画期的なドローン即配サービスを開始しました。2時間で指定エリア内へ配送する「同城即時送」と、4時間で都市間配送を行う「跨城急送」です。
深センから海を越えて珠海市や中山市などへもドローン配達が可能となるこのサービス、現在はプロモーション価格で12元から利用可能。アプリからすぐに配送指示ができます。
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豊翼科技の物流ドローン新サービス
今回サービスを発表した豊翼科技(深圳)有限公司(丰翼科技 / Fengyi Technology)は、中国物流大手「順豊」(SF Express)の傘下企業。深圳で物流ドローンの研究開発を行っている会社です。
その豊翼科技は3月23日に、以下の2種類の新しいドローン即配サービスを発表しました。
2時間で配送、指定エリア内ドローン即配サービス「同城即时送」
「同城即时送」は、「2時間で指定エリア内に配達」というサービスで「即時対応+ドローン輸送+ドアツードア配達」という輸送方式となります。現在のところ、深圳宝安区、光明区、竜華区が対応エリアとなり、プロモーション期間中の配送運賃は12元。
4時間で配送、都市間ドローン即配サービス「跨城急送」
「跨城急送」は、「4時間で都市をまたぎ、海をまたいで配達」するというサービス。こちらも「即時対応+ドローン輸送+ドアツードア配達」という輸送方式です。現在のところ、「深圳ー珠海」、「(海南省)海口ー(広東省)湛江」、「深圳ー中山」、「深圳ー東莞」の都市間輸送が可能です。プロモーション期間中の配送運賃は40元。
利用方法
利用にあたっては、WeChatで「丰翼配送」と検索し、ミニプログラムを起動します。もしくは前述の画像に記載されているQRコードをスキャンしてください。
ミニプログラムを起動後、SMS認証可能な携帯番号を入力して登録します。
その後、注文画面にて配送元と配送先住所など必要情報を入力します。
荷物の種類、重量、サイズを画面から入力し、支払いを行います。
その後、宅配業者が荷物をピックアップします。
配送サービス時間
ドローン配送のサービス時間は、月曜日から土曜日の9:00-18:00(航空管制、悪天候の接地などを除く)。仕事で急ぎの書類を送付したい時などはバイク便よりもはるかに速く届けることができそうです。豊翼科技はすでに1日平均1万件以上のドローン配送を行なっており、宅配のみならず医療や検査、緊急時に活用されることもあり、産業面での応用が期待されています。
WeChatミニプログラムの画面にはドローン発着地点が地図で表示されていますが、現在はほとんどのポイントが深圳市内ですね。今後はサービス範囲を拡大し、大湾区の主要エリアにドローン物流ネットワークを広げていきます。
深圳市内にお住まいの方はぜひドローン即配サービスを試してみてください。
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