<2021年 春/夏>深圳ファッションウィーク「S/S 2021 深圳时装周」開幕式が10月20日に福田区の深セン音楽庁にて行われました。今後7日間で60近くのファッションショーが開催されます!
今回はバーチャルショールームも用意され、参加者はオンラインとオフラインの両方で楽しむことができます。
目次
「S/S 2021 深圳时装周」開幕式
開幕式およびメディアミーティングは、福田区にある深圳音乐厅金树大厅(深セン音楽庁 金樹大庁)にて行われました。
深圳市人民政府副市長の聂新平氏、中国企業連盟副会長の朱宏任氏、中国繊維産業連盟副会長の徐迎新氏、深圳市设计与艺术联盟主席の任克雷氏、深圳市創新創意設計発展办公室主任の韩望喜氏、ファッション媒体《时尚北京》編集長の仲建春氏や《BAZAAR时尚芭莎》誌社長の陈亚凯氏など、そうそうたるメンバーが出席。
ファッションショーも先行開催
開幕式の後、いくつかのブランドが同箇所でファッションショーを先行開催しました。
写真は"Shenzhen Marisfrolg Fashion Group"によるショー。
Shenzhen Marisfrolg Fashion Groupは現在6つのブランドを所有しており、中国、シンガポール、イタリアのミラノの106都市に700以上のショップを持ち、6,000人以上の従業員を擁しているとのこと。
オンライン+オフライン開催
2020年上半期の深センファッションウィークは「2020秋冬深圳时装周·云秀」という名前のクラウドショーでした。主催者の公式Douyinアカウントで合計70のオンラインファッションショーが行われましたが、2020年10月の深センファッションウィークはオンラインとオフラインの両方で開催されます。
オフラインはメイン+サブ会場にて開催
オフラインのメイン会場は深圳市当代艺术与城市规划馆、サブ会場は大浪日、竜崗万科广场、南山益田假日广场で開催。
メイン会場ではブランドや企業が注文コンテンツを表示するためのプラットフォーム「SHOWROOM」を活用し、新興の中小企業やデザイナーブランドを支援します。
また各会場ではワークショップ、モデルコンテスト、ファッションパーティー、ファッションストリートシューティングも開催され、一般の消費者とファッションの距離を縮める工夫がされるのだそう。
オンラインでのバーチャルショールーム
詳細は深圳ファッションウィークの公式サイトをご覧ください。ここで今後様々なコンテンツが発表されると思われます。
バーチャルショールームでは、DouyinのShenzhen FashionWeekアカウントでリリースされたショートビデオが表示されるとのこと。現在の公式ページでは前回のファッションショーやブランドの情報を閲覧できます。
テクノロジー+ファッション
トレンドリリースを一般的に強調する国際ファッションウィークとは異なり、深センファッションウィークはテクノロジーを取り入れています。
ファッションショーはVRおよび360度撮影を行い、没入型デジタルファッションショーを作成、そして5Gネットワークを利用して複数のプラットフォームでのライブ放送が行われます。ショートビデオ「抖音挑战赛」等のプラットフォームも活用し、すべての人々に向けたファッションイベントにしようとしています。
ファッションウィーク詳細スケジュール
公開されている詳細スケジュールは以下の通り。公式サイトからも確認可能です。
メイン会場<深圳市当代艺术与城市规划馆>
サブ会場<大浪日><南山益田假日广场>
サブ会場<竜崗万科广场>他
深センの縫製産業は中国全体の10%を占める
深センはファッション業界の発展した都市であり、2015年に深センファッションウィークが始まりました。深セン衣服産業協会によると、深センには2,500の縫製工場があり、20,000人のデザイナーを含む30万人の従業員がいるのだそう。
深センは、地元のファッションブランドの数、上場ファッション企業の数とその市場価値・市場シェアの点で中国国内第1位にランクされています。 2019年は深センの縫製産業の売上高が2,600億元で、中国全体の10%を占めています。
今後深センはテクノロジーのみならずファッション面でも世界での知名度を上げていこうとしています。この分野も要注目です。
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深圳时装周:S/S 2021深圳时装周今日启幕,近60场大秀即将席卷全城