4月27日から5月6日までの期間中、2024 深センデザインウィークが開催中です。
現在22,000以上の工業デザイン機関が存在し、世界トップクラスのデザイン首都となることを目指している深センは、今回特にデジタルデザインやAIデザイン関連に焦点を当てた展示に力を入れています。メイン展示は5月6日までですが、長期にわたって開催する展示もあります。
2024年のテーマは「设计让生活更美好 / Designs Make Better Lives」
2024年の深圳デザインウィークは、「Designs Make Better Lives」(より良い生活のためのデザイン)というテーマが設定され、アジア、北米、ヨーロッパなどの地域からの代表者だけでなく、ユネスコ創造都市ネットワークや国際デザイン協議会などの組織の代表者も参加し、他にも23以上のイベントが開催されます。
今回は、深圳市人民政府(SMPG)と国際デザイン会議(IDC)が共同主催。 4つのテーマイベントが開催されます。今年のデザイン・ウィークの主賓を務めるのは、ファッション、アート、ラグジュアリー・デザインのリーダーであるフランスが、そしてユネスコ創造都市ネットワーク、国際デザイン協議会、アジア、北米、ヨーロッパの各地域からデザイン業界の代表が招待されています。香港、マカオ、北京、上海、武漢、重慶など各地域のデザイン関連の代表者や専門家・学者も参加しているのだそう。
2023年に深圳市は、深圳がデザイン首都の建設を目標に3年間の行動計画を策定した初めてのプラン《深圳市“设计之都”建设行动计划(2024—2026 年)》(深圳デザイン首都建設行動計画)を発表しました。この行動計画によると、深センは2026年までに世界トップクラスの「デザイン首都」になり、2035年までに「世界的に影響力のあるイノベーションとクリエイティビティの首都」になることを目指しています。
深センデザインウィークのブランド活動の一環として、3月19日から22日までの期間中には「深圳·米兰双城时尚周」(深圳ーミラノ ライフスタイルウィーク)を開催、他にも深圳ファッションウィーク、「深港澳数字设计三城展」(深圳ー香港ーマカオデジタルデザイン三都市展覧会)など、年間を通じて20余りの活動が実施中です。
2022年に工業総生産額と工業付加価値額で初めての一位を達成し、中国におけるナンバーワンの工業都市となった深圳市。今回のデザインウィークには産業情報化局が積極的に関与し、《“时尚新品”跨界融合发展行动计划(2024-2025年)》《设计引领 创新未来——“时尚新品、热销单品”》といったテーマの展示も行われています。
グローバルデザイン賞「鲲鹏奖」を設置
当デザインウィークにはグローバルデザイン賞「鲲鹏奖」が設けられました。この言葉は中国の伝説的な獣を表す言葉ですが、深圳の別称“鹏城”の意味も含まれているのだそう。賞金総額は500万元となり、都市デザイン、工業デザイン、ファッションデザイン、デジタルデザイン、ビジュアルコミュニケーションなど、5つの主要デザイン部門からエントリーされ、新たにAIに対応した特別賞も設置。4月27日の授賞式では以下の作品が各部門で金賞を受賞した模様です。
- MVRDV+GRAS REYNÉS ARQUITECTOS(スペイン)“Gomila Mallorca”
- 迈瑞医疗工业设计中心“A5/A7麻醉系统”
- 深圳市瀛禾泰富珠宝首饰有限责任公司 “飞龙在天”
- 熊超
- 夏江南“云上会英雄”
- 周毅俊“跑者半马俱乐部”
日程
以下の関連イベントが、深圳市内全域で行われています。
いくつかの展示は5月6日以降長期間にわたって開催されます。展示エリアは南山区、福田区が多めですが、気になる展示があればぜひお立ち寄りください。
Source:
ShenzhenDaily:SZ Design Week to start April 27 “设计让生活更美好” 2024深圳设计周将于4月27日举办