総額2000万元のデジタル人民元配布第三弾:今回は竜華区(1/20-25)

2020年より深セン市はデジタル人民元のテストとして羅湖区、福田区にて200元の配布を行ってきましたが、春節の紅包(お年玉)として、今度は竜華区が配布キャンペーンを実行中です。

規模は前回と同額の総額2000元。今回の対象者は商事主体となりますが、昨年ローンチしたWeChatの“i龙华APP”、“i龙华”ミニプログラムが用いられます。

過去のデジタル人民元配布キャンペーン

政府は着々とデジタル人民元のテストを実施しており、2020年10月には羅湖区にて、2021年1月1日は福田区にてそれぞれ開催されています。

デジタル人民元自体は現在もベータ段階で、抽選に当選した人のみ利用可能となります。

対象者は竜華区の商事主体

第三弾のキャンペーンは、“龙华数字人民币春节留深红包” という名称で行われますが、今回の抽選は竜華区内の商事主体が対象となり、個人では参加できない模様です。

抽選対象の条件は以下の通り

  • 龍華区の商事主体であること(=法人、営利団体)
  • 社会保険に加入していること
  • 春節期間中に深センに滞在していること
  • 中国本土の携帯電話番号、第二世代の居住者証を所有していること

申し込み:1月20日〜25日

1月20日午前9時〜25日午後18時の期間中に、PCから【龙华区数字人民币春节留深红包预约抽签系统】にアクセスして商事主体情報を登録、その後WeChatの“i龙华APP”、“i龙华”ミニプログラムで申し込むのですが、この“i龙华”は2020年10月にローンチしたばかりの竜華区社会公共サービスプラットフォームで、当プラットフォームを用いて「インターネット+政府サービス」を推し進めています。

抽選会:1月26日

竜華区政府は、抽選ルールに従って1月26日午前10時に、春節期間中に深センに滞在する10万人の商事主体を当選者として決定します。当選金額は前回と同様に200元分のデジタル人民元。200元×10万人 = 総額2000万元。

デジタル人民元APPダウンロード:1月29日~2月8日

当選者には1月29日午前9時より当選のSMSが届くので、SMSにしたがって“数字人民币APP”(デジタル人民元APP)アプリをダウンロード。そして"个人数字钱包"(個人デジタルウォレット)を開いて開設します。その後主催者が2月1日21時より「春节留深红包」を発行するという流れ。

デジタル人民元利用期間:2月1日〜2月9日

今回のデジタル人民元利用可能期間は、2月1日午前9時から2月9日午後24時まで。そんなに長くないですね。

竜華区管内は大型スーパー55店、大洋ファッションタウン店舗65店、竜華貧困緩和ブロック店舗7店の合計約3500店がありますが、デジタル人民元を利用できる店舗は公式アカウントの「“龙华数字人民币春节留深红包”」活動エリアをご覧ください。

今回も日本人含む外国人は対象外ですが、抽選者に対象アプリを入れさせて短期間でデジタル人民元を利用させるといった方法は、キャッシュレス化やマイナンバーカードを推し進めている日本にとっても注目です。

日本このような小規模テストをどんどん行えば良いのに…と思うのは私だけでしょうか


Source:

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