深センの2021年上半期GDPは1兆4,300億元を突破:主要都市第3位

2021年上半期のGDPが統計局により発表され、深セン市のGDPは1兆4,300億元を突破しました。主要都市ごとの順位は上海、北京に続いて第3位。

深セン市民一人当たりの可処分所得は3万7,026元で住民の収入も大幅に増加しています。

2021年上半期の深セン市GDPは1兆4,324億4,700万元

深セン市の2021年上半期のGDPが統計局により発表されました。結果は前年同期比9.7%増1兆4,324億4,700万元(約24兆3,000億円)となり、全土の主要都市の中で第3位となりました。

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2年平均の成長率は4.8%となり、第1四半期より0.2%ポイントの上昇。各産業の付加価値は以下の通りです。

  • 第一次産業(農業、林業、鉱業、漁業など)の産業付加価値は12億700万元で、前年同期比1.0%増、2年平均は3.7%減
  • 第二次産業(製造業、建設業など)の産業付加価値は5,058億5,600万元で、前年同期比8.3%増、2年平均は2.9%増
  • 第三次産業(小売業、サービス業など)の産業付加価値は9,253億8,400万元で、前年同期比10.5%増、2年平均は6.0%増

深セン市の輸出額は中国トップを維持

深セン市の1月から6月までの輸出額は前年同期比19.4%増で中国トップを維持し、輸入額は19.2%増。特に電気・機械製品の輸出が全体の80%を占めているのだそう。

他の項目は以下に抜粋して列挙します。

  • 市のトップ10産業のうち、7つの産業が2桁成長を維持、5つの産業が20%以上の成長率を記録。教育・文化・娯楽製品、一般機器、電気機械器具の製造は、それぞれ46.2%、27.7%、25.1%の増加。
  • ハイエンド機器製造、海洋経済、デジタルファッション、新素材、バイオ医薬品・健康など、市の20の戦略的新興産業クラスターは合計5,630億元の付加価値を実現し、市の総GDPの39.3%を占有。
  • 上半期に登録された外資系企業の数は48.2%増加。外資の実際の使用額は52.5億米ドル、前年同期比22.6%増。
  • 上半期の消費財の小売総額は23.2%増で、パンデミック前の2019年同時期と比べて4.9%増。
  • 2021年6月末までの深セン市総雇用人口は1,240万人となり、過去最高を記録。
  • 市内の金融機関(外国人投資家を含む)の現地通貨建ておよび外貨建ての預金は前年同期比14.8%増加の10兆7,921億3,400万元
  • 市内レストラン売上高は前年同期比31.7%増、2年平均で1.0%増。
  • 深セン市民一人当たりの可処分所得は3万7,026元で、前年同期比4,252元の増加。住民の収入が大幅に増加。
  • 深セン市の消費者物価は前年同期比0.1%の上昇。

各都市の順位表

2021年上半期の各都市の順位は以下の通りです。

Image via 新财富

詳細は巻末のリンク(原文)をご覧ください。


Source:

ShenzhenDaily:SZ’s H1 GDP tops ¥1.4t

深圳梦:同比增长9.7%!深圳2021年上半年GDP完成14324.47亿元!全市金融机构(含外资)本外币存款同比增长14.8%

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