コワーキングスペースの黒船と言われるWeWork(ウィーワーク)が、ついに深センに上陸しました!
WeWorkは現在全世界で26万人以上の会員数を持ち、ソフトバンクグループから3億ドルの資金調達を得たとニュースにもなったように莫大な資金力を背景に持ち、
2016年7月、上海に初のスペースをオープンさせたのを皮切りに、中国への進出を加速させていきました。今では(香港を含め)合計16箇所にも広がっています。
2018/9/3、深圳市南山区にある中建钢构大厦の10階に「WeWork CCSS (China Construction Steel Structure)」をソフトオープンしましたが
まだ本稼働ではなく、レギュラーオープンは10月の予定です。その間に様々なイベントを行っていくとのこと。
今回は、ソフトオープニングの週に訪問しました。(多分)本邦初公開です!
また、ShenzhenfanとWeWorkは提携を決定しました。(詳細は後日お伝えします)
[UPDATE] 提携内容が発表されました!期間限定で大幅割引実施中です。詳細は以下の特設ページをご覧ください。
目次
深センのコワーキングスペース事情
深センでもコワーキングスペースブームは健在で、有名な施設をあげると
Tencentの「衆創空間」(日本語で分かりやすく説明しているサイトがありました)や、 SimplyWork(思微)、また Bee Plus がコワーキング/インキュベーション施設としては有名で、現在も大型施設を続々と建設中です。
他にもSeg Makerや、x.factory、Trouble Maker(関連記事)など、電子部品パーツがすぐに調達できる深セン特有の利点を生かしたメイカースペースが、華強北周辺に多数存在しています。
世界中に拠点を持つWeWorkは、メンバーであればフリースペースを使うことができるので、巨大なブランド力を生かしてまずは外資系企業に人気が出そうです。
2018年内に2箇所誕生。2019年に3箇所誕生予定
怒涛の展開!
WeWork CCSS
2018年9月オープン
China Construction Steel Structure Building (10TH – 12TH FL) 3331 Zhongxin Rd, Nanshan Shenzhen 518054
中建钢构大厦 深圳市南山区中心路 3331 号 中建钢构大厦 第10ー12楼,邮编:518054
WeWork TCL
2018年10月オープン
TCL Building 9th Floor, Tower B, TCL Building 6 Gao Xin Nan Yi Street, Nanshan Shenzhen 518057
TCL 大厦 深圳市南山区高新南一号 TCL大厦B 第9楼,邮编:518057
WeWork UpperHills Loft
2019年3月オープン
UpperHills South LOFT 5001 Huanggang Road Shenzhen Shenzhen 518000
深业上城南区LOFT 深圳皇岗路 5001 号,邮编:518000
WeWork Hon Kwok Center
準備中
Hon Kwok Center 3031 Shennan Ave Futian CBD Shenzhen 518000
汉国中心 深圳市福田区 CBD 深南大道 3031 号,邮编:518000
WeWork CR Land Tower D
準備中
CR Land Tower D 19 Kefa Road CR Land Tower D Shenzhen
华润置地大厦 D 座 19 Kefa Road CR Land Tower D Shenzhen
以下の日本語の公式サイトには地図付きで書かれてあります↓
アクセス・ロケーション
WeWork CCSS (中建钢构大厦) の最寄駅は、地下鉄2号線「登良」駅です。出口Cから徒歩6分の距離。
予約していない場合は左の係員に「WeWorkに行きたい」といえば担当者の名刺をくれるのでその場で電話(英語/中国語)すれば訪問可能です。
内部見学
まだソフトオープンのため人は少なかったですが、スタッフみんな仲が良さそうな良い雰囲気でした。
オフィススペース
新しいオフィスなので当たり前ですが、とても綺麗。周りの景色も緑がよく見えて気持ちいい。
窓からの眺めは最高です。このあたりの土地は至るところが工事中で、どんどん新しいビルが建っていく。
数年後は景色がガラッと変わりそう。中国トップのオフィス街になるんじゃないかな。
カフェ・休憩スペース
wifiの速さは?
WeWorkのネットはとても速い!さすが大手だけあって分かってらっしゃる。
(すみません。計測するの忘れました…でも速かった)
スタッフが明るい
ちなみに、こういう髪の人たちばかりではありません。ほとんど黒髪です(笑)
Tシャツやステッカーなど、お土産もいただきました。
イベントは(ほぼ)毎日
次回のイベントに招待されたので、都合付いたら参加します!
WeWork SHENZHENの、今後の展開は…
深センは、製品の工場地帯である东莞市(dōng guǎn ドングァン)と、世界のハブ空港を備える香港に挟まれているため、
作る専門の技術者と、それを売る人たち双方にとって便利な都市です。
今後も、技術者はメイカースペースで開発を行い、製品を売る側はコワーキングスペースでオフィスを構えるといった形態はいい共存の仕方かもしれないですね。
WeWorkは、北京や上海とはまた異なる展開をしていくことを期待します。