11月28日、深セン地下鉄6号線延長線(支線)が12号線と共に正式開通しました。
光明区内を運行するこの6号線支線により、ついに深セン地下鉄は東莞地下鉄と接続することになります。
地下鉄6号線延長線(支線)
地下鉄6号線支線は、6号線本線の「光明」駅より始まり、東莞の境界まで伸びていきます。第一期となる当路線の総延長は6.13キロメートルで4つの駅があります。(第二期の路線は光明駅より南側に延伸される予定です)
当支線開通により、深圳市と東莞市を1時間で結ぶ交通環状線誕生に向けて大きな一歩を踏み出すことになり、深圳と東莞の統合の深化が期待されます。
2022年は深圳地下鉄のラッシュイヤーとなり、4期5区間で合計128キロメートルの路線が開通し、同時開通数としては最大となる予定です。12号線や14号線など市の南北を貫く交通幹線だけでなく、11号線など既存の道路網の切れ目を開くための残存区間や、6号線支線など森林地区の建設と開発を一体的に推進するための区間も含まれています。
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乗客は設置されてある「スマート接客センター」を利用して情報照会やスマート決済ができます。駅ホームの柱にもビデオ通話装置が設置されており、必要な乗客が駅制御室に直接連絡できるようになっています。
駅には授乳室や多目的トイレも設置されており、障がい者の方々のニーズも満たすことができるよう設計されているのだそう。
デザインテーマは「‘阳光+’创智之桥」(創造と知性の架け橋)
沿線地域の文化を色濃く反映するのがデザイン。6号線支線のデザインテーマは「‘阳光+’创智之桥」(創造と知性の架け橋)というもので、科学都市を結ぶ最初の地下鉄路線・深圳と東莞の地下鉄の相互接続となる鉄道新時代を表しています。
6号線支線「中大」駅のデザインは、機能と芸術の結合を重視し、空間の究極の活用を目指したとのこと。また、様々なスタイルのアート作品が設置されています。
6号線支線駅周辺
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6号線支線駅の周辺は自然豊かでとてものどかなエリアです。
光明駅
周辺には光明小镇欢乐田园が広がっています。
圳美駅
光明科学城展示中心や、新陂头南湿地公园、楼村湿地公园が近くにあります。
中大駅
中山大学キャンパスと隣接する当駅周辺には、深セン市の科学的・教育的景観や地域文化活動を統合し、機能的で生態系を尊重した創造的な地域都市公園「光照未来公园」があります。
そして、中山大学深圳キャンパスは全体が山を囲むように建てられている緑豊かな環境です。
深理工駅
当駅に関する情報は少ないですが、ここは東莞に限りなく近いエリアとなります。
東莞市への接続は?
東莞側はどうなっているのでしょうか?
東莞のメディア黄江视窗によると、东莞市轨道交通1号线自体は2024年8月に開通する予定のようですが、「黄江地铁(东莞地铁1号线)は2022年内に接続」という表現もあり、接続部分の開通は早いのかもしれません。
この部分は続報があり次第お伝えします。
深圳大件事:今天,深圳地铁12号线、6号线支线同步开通!多图曝光,这些站点很特别
深圳新闻网:超多惊喜!地铁6号线支线10时58分正式对外载客→