深セン福田区で「DeepRoute.ai」提供の自動運転ロボタクシーがサービス開始

7月20日に、自動運転スタートアップ「元戎啓行」(DeepRoute.ai)の提供するロボタクシー(RoboTaxi)が深セン福田区にて一般乗車サービスを開始しました。

WeChat公式アカウントにて乗車予約が可能。深セン発祥のスタートアップが提供する新たなレベル4自動運転車が人通りの多い福田区内をどのように走行するのか、ぜひ体験してみてください。

Cybozu Conference オンラインセッション開催!(8/18)

元戎啓行(DeepRoute.ai)とは

深センでの自動運転車といえば、以前にAutoXが坪山区で一般乗車開始というニュースがありましたが、今回は「深圳元戎啓行科技有限公司」(DeepRoute.ai)という別の企業のサービスです。

元戎啓行(以下「DeepRoute」と呼びます)は、L4(レベル4)自動運転スタートアップで、自動車会社、旅行会社、物流企業などにカスタマイズされた自律走行ソリューションを提供中。配車サービスの曹操出行ほか、东风畅行、厦门远海码头とも協力しています。使用車両は、東風E70、吉利幾何A、また東風の商用車など。

image via 元戎启行DeepRoute

L4自律走行を低コスト・低消費電力で実現

当会社のウリは、自社開発の高性能AIエンジンにより、L4自律走行を低コスト・低消費電力で実現している点とのこと。開発された「DeepRoute-Tite」というソリューションは、消費電力が従来比9分の1、そしてコストも半分で済むのだそう。

DeepRouteは2019年の発足以来、深圳、武漢、杭州の中核都市部の公道テストで200万キロ以上のテストを積み重ねており、安全事故も起こしていません。2020年には武漢と厦門でそれぞれ人と貨物の自動運転アプリケーションを開始したそう。「2021年の深センでのサービスも十分な準備ができています」とDeepRouteの副社長は語っています。

image via 元戎启行DeepRoute

DeepRouteは4月23日に《智能网联汽车应用示范通知书》(スマートネットワーク車両アプリケーションデモの通知)を授与され、深センの企業としては初めて自動運転のデモンストレーションを行うことができるようになりました。まず小規模なエリアを対象とし、徐々に規模を拡大。そして2021年7月、計画通りに深圳中心部で自動運転による運行サービスを一般公開する運びとなりました。

サービス予約方法

サービス利用をご希望の方は、WeChat公式アカウント「元戎启行DeepRoute」をフォローしてください。

左下の「我要打车」から各メニューを選択できます。「立刻叫车」で予約画面に進みます(要登録)。

乗車・降車位置

現時点(2021年7月)での主なピックアップ位置は以下のようになります。

image via 元戎启行DeepRoute

インターフェースは以下の通り。DiDiのような感じで使いやすそうですね。

既に一般乗車サービスを開始しているAutoXのロボタクシーは割と人通りの少ない坪山区が運行エリアでしたが、今回は福田区の中心部となり不確定要素が満載ですね。L4なので完全無人ではないと思われますが、お近くにお住まいの方はぜひお試しください。


Source:

 元戎启行DeepRoute:今天开始,坐无人车回家

深センといえばこの本!
ITエンジニアのための中国語入門
いまやIT超大国となった中国。中国IT企業とのやりとりで中国語を使ってみよう!
日常会話からビジネスシーン会話、プログラミング開発中の会話まで、最新の中国語事情に沿って多彩なフレーズを収録。中国企業で働く日本人エンジニア、中国企業と取引のある日本人エンジニアは必携です!
細谷 竜一 (著), 中野 志穂 (著)
プロトタイプシティ 深センと世界的イノベーション
「まず、手を動かす」が時代を制した。次にくるメガシティはどこか!?
スーパーシティよりも、まずプロトタイプシティ! テンセントが未来都市を作る街、新時代都市・深セン。 成功の鍵は“プロトタイプ駆動”にあった。

高須 正和 (編集, 著), 高口 康太 (編集, 著), 澤田 翔 (著), 藤岡 淳一 (著), 伊藤 亜聖 (著), 山形 浩生 (著)
「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム (NextPublishing)
本書は「ハードウェアのシリコンバレー」として世界の注目を集める広東省深セン市がどのような変遷をたどって今の地位を築いたのか、2001年から深センで電子機器製造に従事する筆者の人生を通じて解き明かします。

藤岡 淳一 (著)
ハードウェアハッカー ~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険
これまでの常識を破壊し,自らの手で新しいものを生み出していくための考え方や仕組みを,世界的なハードウェアハッキングの第一人者が実体験とともに解説。世界のイノベーションの中心地の1つである深圳におけるビジネスの仕組みや知財の考え方,ニセモノ製品の裏側,子供でも作れるシール式電子回路Chibitronicsなど刺激的な話題を凝縮した驚異の書。エドワード・スノーデン,伊藤穰一(MITメディアラボ所長)ほかテクノロジー業界の著名人の推薦続々!

アンドリュー“バニー”ファン (著), 高須 正和  (翻訳), 山形 浩生 (翻訳) 
メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。 (OnDeck Books(NextPublishing))
iPhoneが製造されている中国の工業地帯、深圳。そして最も偽物のiPhoneが「発明」されているのも、深圳。「製造業のハリウッド」と呼ばれるかの地では、秋葉原の30倍の電気街をもち、100倍のベンチャー企業が最先端の電子ガジェットを作り、世界中にクラウドファウンディングで販売しています。そんな「IoT(モノのインターネット)」の中心を、高須正和・井内育生・きゅんくん・江渡浩一郎らが渾身のレポート。日本と深圳で自らベンチャーを行う小笠原治・藤岡淳一も寄稿。解説:山形浩生。

高須 正和 (著)
これ一冊でもう迷わない!!問屋街オタクが教える深セン電気街の歩き方(探検MAP及び書籍内リンク付き): 中国深センの巨大電気街「華強北」探検MAP 問屋街オタクシリーズ Kindle版
深センは中国の経済特区のうちの一つであり、香港に隣接しているという特殊性に加え、中国のシリコンバレーといわれるほど著名なIT企業や最先端技術を有する企業が集結しています。その窓口である華強北電気街へぜひ足を運んでみてください。期待を裏切らない驚きが待っています。

鈴木 陽介  (著)
これ一冊あれば大丈夫!!広東アパレル問屋街15ヶ所一挙大公開!(探検MAP及び書籍内リンク付き): 中国広州、中山、東莞、深センのアパレル問屋街探検MAP 問屋街オタクシリーズ Kindle版
本書は中国広東省にあるアパレルの問屋街をまとめて紹介しております。 その数なんと、15ヶ所!本書を通じて、広東省にある問屋街の多様さをぜひご体感ください!

鈴木 陽介  (著) 
問屋街オタクの深セン起業「ウラ話」: 華強北でハースタしています!! 問屋街オタクシリーズ Kindle版
本作は、問屋街オタクの直近3年間の奮闘記であり、修行録であり、舞台裏についてのお話しです。 さらに著者の過去の知見も加えた自伝記のような構成となっております。

鈴木 陽介  (著) 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事