2020年8月26日、いよいよ莲塘口岸(蓮塘口岸/Liantang Checkpoint)が正式開通となります!
今回は貨物レーンの先行開通となりますが、周辺の貨物輸送を一気に担う重要な口岸(イミグレ)となります。1日あたり3万人の利用者と17,850台の車両を受け入れ可能な最新のスマート口岸となり、利用者にとってもスムーズな通関ができるよう様々な工夫が施されています。
莲塘口岸の設備については以前の記事を参照ください。
貨物レーン通関開始は 8/26 16:00〜
広東省と香港行政府間の協議後、2020年8月26日16:00より莲塘口岸(香港側の名称は「香園圍口岸/Heung Yuen Wai」)にて貨物検査チャネルと関連サービス施設を正式にオープンします。
通関時間は毎日7:00から22:00まで。旅客/貨物検査チャネルの “一站式”(ワンストップ)通関モデルを採用し、1日あたり3万人の利用者と17,850台の車両を受け入れることが可能となります。
深セン市は皇崗口岸での貨物検査機能を廃止し、西(深圳湾口岸)と東(莲塘口岸)に振り分ける “西进西出,东进东出”戦略を構築しています。今回の莲塘口岸貨物レーン開通により実現に向けて前進することになります。
スマート口岸でスムーズな通関を実現
莲塘街道では業務効率化を行い、スムーズに通関するための様々な工夫が備えられています。
車両が税関をワンストップで通過できるようにし、検査ホールには12の一時的な手動検査レーンを設置し、休日やピーク時の混雑を緩和し、利用者が不必要に歩かずに通関できるような設計も施されているのだそう。
また、“智慧人脸识别”(スマート顔認識)、“大数据分析”(ビッグデータ解析)など高度な技術も採用し、スマートな通関手続きを実現します。
周辺設備・交通機関整備後にはより一層の利用が
莲塘口岸は羅湖区の莲塘街道に位置しており、香港・深セン・恵州・広東省・江西省南部・福建省南部の越境旅客および貨物輸送を担うことになります。
地下鉄2号線(東延線)や高速道路開通、そして2022年の皇崗口岸リニューアルによってより一層の発展が見込まれます!
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