【2023年 深セン市統計情報】居住人口は1,779万人で過去最高に

深セン市統計局が発表したデータによると、2023年の深セン市居住人口は1,779万1,100人となり、過去最高を記録しました。

2022年の深セン市居住人口は1,766万人と市設立以来初の減少となりましたが、再び増加に転じました。増加率は前年比0.73%で一級都市の中でもトップです。

2023年深圳市居住人口は、17,991,100人

4月28日に深圳市统计局の発表した《深圳市2023年国民经济和社会发展统计公报》によると、2023年末の深圳市居住人口は17,991,100人。2022年に比べて12万8,300人の増加となりました。

2023年末の深圳市の居住人口は広東省の居住人口総数の14%を占めており、居住人口増加率は国や広東省の平均水準より高く、4つの一流都市(北京・上海・広州・深圳)の中でも第1位です。

深センで最も人口の多い地区は竜華区、竜崗区、宝安区となり、いずれも常住人口が2万人以上増加しています。これらの区は市の人口増加の50%以上を占めているのだそう。

2023年の中国国内総人口は14億967万人、人々は南方に流入

ちなみに、2023年の中国国内総人口は14億967万人で、2022年末より208万人減少しましたが、広東省の総人口は1億2,706万人となり、2022年末より49.2万人も増加しています。これは全国の総人口が減少する中、人々は南方に流入していることを示しています。

人材誘致政策の効果が出た深圳市

深圳市はここ数年、人材誘致政策に力を入れており、住宅や教育施設の拡充、また保育補助金の支給などを行うことで、特に若い人材を獲得する努力を続けてきました。

また、「都市の親しみやすさ」も深圳市の人口が増えている要因の一つだと言われています。出自を問わない深圳は北京や上海に比べて定住の敷居が低いことも挙げられています。

深圳市は2024年に、10万戸の保護住宅を建設する計画で、新しい市民や若者などに生活環境を提供していきます。2023年末は、深圳市の補助住宅第一陣が建設を開始し、13のプロジェクト、合計1万戸以上の住宅が建設されました。

「深圳に来れば仕事がある」

2023年、深圳市の就業人口は1,256万人近くに達し、19.6万人以上が新たに就業して過去最高を記録しました。 昨年は15億元の雇用・創業補助金が交付され、122万人が恩恵を受けたとのこと。2024年に入ってからは300以上の求人活動を実施し、25万3,000人以上に雇用を提供しました。

「来深圳,好揾工」(深圳に来れば仕事がある)と期待して深圳に来る人は多く、「来了就是深圳人」(深圳に来れば深圳人)といった新しい人を受け入れる深圳の土壌も人口増加に寄与しています。

深圳市の平均年齢は32.5歳、新たな人材誘致プログラムも開始

現在の深圳における平均年齢は32.5歳。人材を重視する深圳市は、昨年末に4つの人材誘致プログラム「顶才汇」(トップ人材交流)、「企才汇」(企業人材交流)、「创才汇」(クリエイティブ人材交流)、「青才汇」(青年人材交流)を開始。 特に「顶才汇」は、集積回路、人工知能、生物医学、新エネルギー自動車、新エネルギー貯蔵などの新生産性分野における世界トップクラスの人材を紹介し、キャリアプラットフォーム、科学研究資金、チーム支援、生活保護などのパッケージを提供して企業に対しても補助金を提供しており、引き続き他地域の若者を多く惹きつけています。

過去の深セン人口データについては、以下の記事をご覧ください。


Source:

深圳特区报:1779.01万人!深圳常住人口创历史新高

深圳特区报:深圳常住人口增长的“流量密码”是什么?解密→

中国经济周刊:北上广深常住人口发生变化

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