最近は深圳地下鉄6号線・10号線の開通、そして4号線試運転のニュースが流れましたが、いよいよ待望の2号線「東延線」が10月28日に開通の予定です。
深センの中でも南山(蛇口)から世界の窓や福田中心部、そして華強北や羅湖エリアまで、かなりの主要ポイントを網羅している地下鉄2号線。
今回の拡張で深センの最新口岸「莲塘口岸」とも接続することになり、東側のアクセスがもっと便利になるのです!
2号線 東延線の詳細
深圳地铁2号線東延線は、「2号線三期」とも呼ばれています。
2号線一期は、西端の「赤湾」から「世界の窓」駅まで(2010年12月28日に開通)
2号線二期は、「世界の窓」駅から東端の「新秀」駅まで(2011年6月28日に開通)拡張されました。
今回の2号線三期は、さらに東に向かって伸びるので「東延線」となるわけですが
(現在2号線二期の最東端)「新秀」駅から始まり、「莲塘口岸」「仙湖路」「莲塘」の3駅が拡張されます。
路線全長は約3.8km。東延線の終端となる莲塘駅はまだ羅湖区内ですが、これで隣の塩田区の直前まで路線が引かれたことになります。
「莲塘口岸」駅
8月26日に正式オープン(2020年9月現在は貨物レーンのみ稼働中)した莲塘口岸は、2号線沿いに隣接する初の香港と深センをつなぐ口岸(イミグレ)となります。
地図上では莲塘口岸駅からは少し距離があるようにも見えますが、周辺にお住まいの方にとっては生活が大きく変わります。
「仙湖路」「莲塘」駅
羅湖区東端の莲塘エリアは、今まで地下鉄が通っていなかった分交通の便はあまり良くなかったのですが、それでも周辺の住宅街は栄えていました。今回の2号線開通により中心部へのアクセスが容易になるため、この辺りの地価も上昇していると思われます。
仙湖植物园
莲塘の大きな見どころは、「仙湖植物园」があること。森に囲まれ、テーマパークのような大きさです。
仙湖植物园の正門からは、「仙湖路」駅が最寄駅となる模様です。
湖も映えますし雄大ですね!地下鉄開通によって今までなかなか行けなかったこのような名所を訪れることができるのは嬉しいことです。
今後も続々と開通予定
今回の地下鉄2号線(東延線)と同時期に、8号線(一期)と3号線(南延線)も開通見込みとなります。
今後は、3号線(東延線)、20号線(一期)...と続いていき、同時に複数の高速鉄道/都市間鉄道も建設中です。
他路線については追って別記事にてご紹介します。
Source:
Shenzhen Daily: Three new Metro sections slated to open Oct. 28