2023 中国渡航者向けPCR検査クリニック情報、価格比較

中国渡航者は、1月8日、および17日に発せられた最新の渡航条件にしたがって出発前48時間以内のPCR検査(一回のみ)を受け、陰性証明書を紙に印刷して持参する必要があります。

これまで活発に情報交換がなされてきた日中渡航グループチャットで話題となったPCR検査機関の価格帯などの情報をまとめましたので参考になさってください。今後も情報はアップデートしていきます。

目次

最新の中国渡航条件(1/8-)

出発時刻から48時間以内にPCR検査を1回行い、結果が陰性であれば渡航が可能になります。

搭乗時、航空会社によるPCR検査の陰性証明書の確認が行われ、中国の税関で陰性証明書の抜き取り検査を行う場合があります。

無料の検査機関でもOK

以前は大使館指定のPCR検査機関リストというものがありましたが、2023年2月現在は条件を満たしていればどこの検査機関でも可能となりました。(「陰性証明書の注意点」項を参照してください)

中には無料の検査機関でも問題ありませんが、無料・格安の検査機関だと中々予約が取りにくかったり検査結果が出るのに時間がかかる場合も見受けられるため、少し値段が高くても迅速に結果が出て確実に陰性証明を取得できる機関を選ぶ方も一定数おられます。(いわゆる「安心料」です)

現在無料で受検可能な検査機関であっても、地方自治体の無料PCR検査事業終了時には有料に変わることも考えられます。(長く中国に滞在されている方の中には住民票を抜いているパターンも多いので、その場合は恩恵を受けられないですね)

また、検査自体は無料でも、証明書発行時に若干の手数料が発生する機関も存在します。また、現金以外は受け付けていない機関もありますのでご注意ください。

陽性結果が出てもあきらめずに再検査を

検査した結果陽性反応が出ると搭乗できなくなってしまいます。しかし、一度陽性になっても偽陽性だったりウイルスが体から抜け切るギリギリ手前だった可能性はあるので(時間の余裕があれば)再度別の機関で再検査することで陰性に変わるかもしれません。大使館のアナウンスにも以下の一文があります。

PCR検査で陽性反応が出た場合、陰性が確認でき次第中国へ渡航することができます。

値段の高い検査機関で受けた結果陽性結果が出ると費用も無駄にかかりますので、まずはあらかじめ街中の無料検査機関で検査を行い、陰性との確証を得た上で有料の検査機関を利用するのも一つの方法ですね。

陰性証明書の注意点

大使館側で指定されている検査・陰性証明書に関する記述は以下の通りです。逆を言うと、この条件さえ満たしていればどこの機関でも構いません。

一、入国者の氏名 (中国に入国する際のフライトで使用した旅券上の氏名と一致していること)、できれば生年月日および旅券番号が記載されていること。

 二、次の検査情報が記載されていること:検査時間または報告書の発行時間 (いずれかが出発前48時間以内であること)、検査方法 (PCR検査が必須になります。抗原検査は認められません)、検査結果 (「陰性」である必要があります。「判定保留」「グレーゾーン (陽性疑い) 」は認められません)、検査機関名および連絡方法

 三、陰性報告書は出発地の公用語または英語で記載されている必要があります。陰性報告書の確認は、航空会社が行います。

 四、紙の報告書のご提示をお願いいたします。発行された陰性報告書が電子版の場合は、プリントアウトしてご提示ください。

検査方法の指定はなし

PCR検査の採取検体は、鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)、鼻腔ぬぐい液(Nasal Swab)、咽頭ぬぐい液(Throat Swab)、唾液(Saliva)などがありますが、日本→中国渡航の場合はどの方法でも問題ありません。(中国→日本渡航時は咽頭ぬぐい液(Throat Swab)は不可となります)

パスポートと同じ名前で登録すること

入国者の氏名は旅券(パスポート)の氏名と一致していることが求められます。この部分は必須ですので誤記載のないように注意してください。

できれば生年月日とパスポート番号も記載してもらうこと

海外渡航者の想定をしていない街中の無料の検査機関ではこの部分が未記載のまま結果が出されるかもしれません。未記載でも問題はないようですが本人確認に時間がかかることが予想されますので、検査時にパスポート番号と生年月日を記入してもらえるか尋ねておくと良さそうです。

日本語・もしくは英語で記載

陰性証明書の言語は出発地の公用語または英語です。

検査結果をPDFで受け取った場合は、必ず紙に印刷を

クリニックによっては来院せずに検査結果をWeChatなどで受信できるところもあるようですが、PDF等の電子媒体で受け取った場合は、コンビニなどで必ず紙に印刷してください。

詳しい情報は、以下の中華人民共和国註日本国大使館のページをご確認ください。

中華人民共和国駐日本国大使館:中国へ渡航する際の防疫対策について

よく利用される検査機関

渡航グループチャットにてこれまで利用された検査機関の情報を募ったところ、たくさんの報告をいただきました。

木下グループ(全国展開)

木下グループは中国渡航者にとってかなり有名で人気なPCR検査機関です。

メリットは、とにかく安いこと。現在のところPCR検査は1,900-5,000円(※対象拠点と同じ各都道府県の住民票をお持ちの場合は無料となるケースが多い)で受検できます。中国渡航者の方は+1,000円で「パスポート番号入り検査結果通知書(陰性証明書)の発行」が可能です。

デメリットとしては、検査結果が最短翌日であること。また拠点によっては人気のため予約が取れにくいこともあるようです。時間に余裕を持って予約することをお勧めします。

木下グループは、羽田空港店など一部拠点では30分で結果が出る「エキスプレスPCR」を別途有料(9,800円ほど)で提供しているようです。お急ぎの時はこのようなサービスも利用できそうですね。

駅前PCR検査センターグループ(全国展開)

東京都神奈川県千葉県埼玉県愛知県静岡県岡山県岐阜県滋賀県福岡県に展開しています。

上記リンクにはGoogleマップで各店舗の位置が記載されており、わかりやすいです。

検査プラン料金ご利用の詳細
PCR等検査無料化事業無料13時までの受付で
当日21時までに結果
13時以降の受付で
翌日18時までに結果
通常検査¥5,00019時までの受付で
翌々日18時までに結果
迅速検査¥10,00019時までの受付で
翌日18時までに結果
超迅速検査¥15,00013時までの受付で
当日18時までに結果

当検査機関ではオプションとして「陰性証明書」や、店舗によって「海外渡航用陰性証明書」の発行を行なっていますが、これらのオプションを利用する必要はありません。通常の「検査結果通知書(無料検査用)」で渡航できた方がおられます。窓口で「海外渡航用に」と伝えると(陰性証明書ではなく)英語版の検査結果通知書を出してくれることもあるようです(日本語版の検査結果通知書でも問題はありません)

店舗によっては証明書発行手数料(数百円)がかかる場合があるようです。

チームメディカルクリニック/MyPass PCR(全国展開)

東京、大阪、北海道、福岡で展開中です。

最短3時間で結果がアプリに届きます。証明書受け取り時間の目安はリンク先に記載されています。

(新宿)最短3時間で発行、陰性証明書発行料金 16,000円

料金は各店舗によって異なる場合がありますのでご確認ください。陰性証明書発行料金が16,000円とありますが、前述の通り検査結果通知書のみでも可能と思われます。(未検証ではありますが…)

TMSクリニック 東京都PCR検査センター(東京)

赤坂見附、新宿歌舞伎町、上野アメ横、江東区テレコムセンターで実施しているPCR検査センターは、都民限定でPCR検査も海外渡航用証明書発行(英語もしくは中国語)も無料です。(英文・中文陰性証明書は赤坂/新宿/上野のみ発行可能)

9:00-16:00までの検体提出⇒当日中に通知
(※新宿店は有料検査プランのみ9:00-14:00までの検体提出⇒当日17:00までに通知

14:00-16:00までの検体提出⇒当日中に通知

16:00以降の検体提出⇒翌日12時までに結果をお渡しします。

【重要】※英文・中文陰性書発行希望の場合は、必ずご確認ください。
英文・中文陰性書発行のためには、パスポート(現物orコピー)の提示が必要です。
陰性証明書が要件を満たすかは、受検者様にご確認いただいております。

表参道へレネクリニック(東京)

表参道へレネクリニックはコロナ初期から中国大使館指定検査機関となっていた経緯もあり、中国渡航専用陰性証明を出しています。15時半まで当日発行可能で費用は 8,800円 です。

協和医院(東京)

PCR検査 + 陰性証明書1通 10,000円(税込)

迅速PCR検査(3時間以内)  +¥5,000円 (検査時間15時まで)【要電話予約】
超迅速PCR検査(1時間以内)+¥10,000円(検査時間17時まで) 【要電話予約】

PCR検体採取時間結果送信時間
日曜日~金曜日 
9:00~12:00
当日 16時〜
日曜日〜金曜日
13:30〜14:29
当日 18時30分〜
日曜日〜金曜日
14:30〜17:30
翌日 11時〜
土曜日                
9:00~10:29
当日 12時30分〜
土曜日
10:30〜12:00
翌日 11時〜

杏雲堂病院(東京)

15,000円で検査+陰性証明書の発行が行われます。

午前採取→16時頃結果送信

午後採取→20時30分頃結果送信

電子媒体はWeChatでPDFデータ送信が行われます。

※2月10日で渡航用PCRセンター営業終了

平和記念医院(東京都)

江東区にある当医院では、1万5,000円でPCR検査と証明書発行が行われます。

午前9:00~11:30来院、当日16:00~17:00頃 証明書pdf順次発送
午後14:30~17:30来院、当日21:00~22:00頃 証明書pdf順次発送

JTKクリニック(東京)

千代田区にあるクリニック。四ツ谷駅から徒歩10分位。証明書込みの料金は、1万5,000円(税込)。最短2時間で結果が出ます。検査結果はメールで送られてくるので、検査後待つ必要はありません。

10:00〜12:00の検査は当日15:00以後より受取可能

12:00〜15:00の検査は当日17:30以後より受取可能

品川イーストクリニック(東京)

陰性証明書は最短150分でデジタル送信&印刷 両方対応 17,600円(税込)

元々中国指定の検査クリニック。紙でもデータでも希望するもので対応可能です。

クリニックフォア田町(東京)

PCR検査自体の費用 19,800円(税込) 

中国大使館指定診断書の発行費用 5,500円(税込)※

合計 25,300円(税込)

※ 診断書について原則書式を問わないと大使館から発表がありますが、再度の変更がある可能性も十分にあるため、これまで長期間に渡って使用されてきた診断書形式をクリニックフォアでは推奨しております。

海外渡航に関する新型コロナウイルスPCR検査結果を含む診断書がお渡しできるまでにかかる時間ですが、検査実施時間により、当日夕方〜翌朝以降にお渡しが可能です。

平日
14:30までの検査受診で「当日18:00以降」でのお渡し
14:30以降の受診は翌朝以降でのお渡し
土日祝(例として田町院)
12:30までの検査受診で「当日17:00以降」でのお渡し
14:30以降の受診は翌朝以降でのお渡し

東京上野駅前トラベルクリニック(東京)

海外渡航用PCR検査は20,000円ですが、無料の検査でも可能と思われます(未検証ですが…)

無料化事業PCR検査(無料)
※ 感染拡大傾向時の一般検査事業(都民対象):当面の間
※9:00~12:00,13:00~14:00までの受付で 当日21時までの結果通知
※14:00~18:45までの受付で 翌日18時までの結果通知

PCR迅速検査15,000円
※翌日中までに結果通知

超迅速PCR検査25,000円
当日中に解析結果通知。
※ 最短 120分〜の結果通知
※ 受付時間は09:00-12:00 13:00-15:00

海外渡航用PCR検査(20,000円)
※陰性証明書発行料含む
※証明書当日発行は +5,000円
※ 超迅速検査(最短120分で解析)は追加15,000円

[受付時間]
超迅速検査:9:00 ~ 12:00, 13:00 ~ 15:00
当日検査:9:00 ~ 12:00
翌日検査:9:00 ~ 12:00, 13:00 ~ 17:00

たま耳鼻咽喉科(東京)

向ヶ丘遊園にあるクリニック。HPに価格の記載はされていませんが、22,000円のようです。当日に結果連絡が来ます。 (紙かPDFか選択可)

たけ内科 新橋駅前院(東京)

翌日プラン(唾液検査) 唾液PCR検査(結果通知 24時間以内) 税込¥20,000
最速プラン(唾液検査) 唾液PCR検査(結果通知 2時間以内) 税込¥30,000
陰性証明書発行(海外渡航用証明書) 英文表記の証明書発行 追加料金 税込¥5,000

レイクタウンたけのこ耳鼻咽喉科(埼玉)

越谷市にある耳鼻咽喉科です。検査+証明書合計で8,800円。24時間以内に結果通知、クレジットカード決済可。

しおや消化器内科クリニック(埼玉)

さいたま市のクリニック。HPに詳細は記載されていませんが、価格は16,000円のようです。

しぎはらクリニック(福島)

福島市のクリニック。

約3時間で発行 27,500円(証明書発行・手数料込、税込み)

誠友クリニック(横浜)

横浜市山下町にあるクリニック。19,800円(税込)

48時間以内PCR検査の検査プランです。

例:①48時間以内検査:渡航日11月25日15:00→48時間以内検査日11月23日15:00以降
★午前中検査を受けた方対象、当日発行ご希望の場合追加費用なしで発行可能です
★午後検査当日結果の場合+2,200円
★迅速PCR検査(証明書4時間以内)+5,000円

横浜エムエムクリニック(横浜)

みなとみらいにあるトラベルクリニック。

料金 24,000円(税込)
※日曜・祝日は要相談にて検査を受け付けております。事前にご相談ください。
※QRコード付き証明書を発行できます。
(英文の証明書の発行の料金を含む。)

待合室にはお菓子や飲み物、スーパーカーのトミカも自由に持ち帰れるのだそう。

もりあきクリニック(大阪)

箕面市にあるクリニック。

PCR検査+証明書 13,000円(税込)、プラス1,000円で検査結果をPDF等メール/wechatにて送付可能です。

三和クリニック(大阪)

大阪市にある三和クリニック。HPでは費用12,000円となってますが、実際は10,000円だったようです。

朝9時に受付、サンプリングして、13時に結果出たとのこと。スタッフにも中国人が多く、中国渡航用の検査には精通している模様です。

三宮トラベルクリニック(兵庫)

PCR検査・陰性証明書(渡航用証明書)15,000円(税込)

加藤医院(香川)

高松市にあるクリニック。HPはありませんが、検査費用は 11,500円+1,000円(証明書代)のようです。

今後も随時更新予定

他にも未確認ではありますが、ネット上にはたくさんのPCR検査機関が記載されています。

厚生労働省:自費検査を提供する検査機関一覧

MDT TOKYO 浅草橋PCR無料検査センター(東京)

東京近郊はたくさん検査機関がありますが、地方に行くとなかなか見つけづらく、フライトの時間等を考慮すると悩んでしまう方もおられるようです。今後も新たな情報があり次第アップデートを行なっていきます。情報提供してくださった皆様ありがとうございました。

今後も、以下の渡航・ビザ・フライト情報共有グループチャットにて情報交換していきます。情報を必要とされる方はご活用ください。

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